約 1,346,872 件
https://w.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1412.html
割れ厨 概要 メーカーの対策法や割れ厨の実態 マジコンと世相 放流厨の存在 法律改正 余談 最後に 概要 海外ではインターネット上で不法取引されているデータを、Warez(ウェアーズ)と呼ぶ。それをローマ字読みしたネットスラングが「割れ(ず)」であり、それを入手する者に対して「~厨」という別のネットスラングを付け足したのが「割れ厨」である。 「割れ」にはいくつかの種類があり、例えばPC用ソフトの違法コピーやPC上の家庭用ハード・エミュレーターも大きな問題となっているが、本項目では主に家庭用ゲームのデータをコピーしたソフトを実機に導入する通称「マジコン(*1)」、特にいま現在「割れ」行為の象徴となっているニンテンドーDSにおけるそれを問題としたい。 なお、PSP・PS3・WiiでCFW(*2)を導入(*3)し、違法DLしたゲームを遊ぶ者などももちろん割れ厨に含まれる。 「割れ厨」の多くは、インターネットなどを介して不法に、即ち金銭など正当な対価を払わずソフトを入手している。つまり「割れ」が蔓延すればゲームの売上は下がり、ゲームの売上が下がればメーカーに金が入らず、開発力低下・クソゲー率上昇・倒産という流れになる。対策としてメーカー側も「マジコン」筆頭に「割れ」対策をしているものの、ソレを潜り抜けるパッチが開発されたりと、いたちごっこが現状である。 勘違いしてはいけないのが、自身が所有しているゲームをバックアップすることは私的利用の範疇で認められており(*4)、それを諸々のエミュレーター(*5)で起動すること自体も違法ではない。前述した通り違法DLによる入手(ソフトを所有していてもバックアップの方法が解らないからとネットからDLするのもNG)や、ソフトを手放したにもかかわらずバックアップしたデータを消去しないのが違法データの所持に当たるのである。 実機、ソフト共に所持していてもロード時間が短くなるなどの利点があるため、持ち運びなどはできなくなるものの、あえてPC上のエミュレーターでゲームをするユーザーも少なからず存在する。 メーカーの対策法や割れ厨の実態 有名なマジコン対策の例として、DS版『ドラゴンクエストV』でのものがある。本作は冒頭で船に乗るイベントがあるが、マジコンで本作を起動した場合いつまで経っても港に着かないという対策が立てられていたのだ。兼ねてからの割れ厨に対する厳しいムードもあってか、一種のジョークとしてwebで話題になった(*6)。 ちなみにそこから波及して、発売当初に掲示板などで「イベントが発生しません」などの書き込みと、それが対策であると解ると「マジコンを客として見ていないなんて信じられない」と憤りを露わにした件もあった。いや、泥棒を客扱いしろと言われても困るのだが。また『ひぐらしのなく頃に祭』の割れ対策(*7)に対して「商品として欠陥がある」なるスレッドを掲示板に立て、すぐに割れと看破されると「購入厨(後述)どもは黙ってろ」と罵倒するという事件も。 このほか、ソフトに同梱されている本『マジックマスター』がないと詰む仕様になっている『二ノ国』のようにマニュアルプロテクト(*8)を導入した例もある。 ちなみに「『マジックマスター』を紛失したのでルーン(*9)が掲載されているサイトを教えて欲しい。」との質問がYahoo知恵袋になされたこともあったが、正規購入者と思しきユーザーから「メーカーに禁じられているのでそのようなサイトはない。『マジックマスター』は説明書に付属している購入券と本の代金(3,500円)をメーカーに送れば再購入できる」と返されると、質問者はしどろもどろの返事をして回答を打ち切った(参考)。おそらく割れでプレイしていたのであろう。 当然ながらレベルファイブは『マジックマスター』の内容の転載を禁じている上、ルールを破って載せても得をするのは割れ厨だけなので真っ当な攻略サイトでは内容を載せないようにしているし、ネット上にはスキャンしたものも流出しているようだが、この本自体が500ページ近い本格的な作りであるためデータの参照にはかなりの労力を要し、遊ぶ意欲は大幅に削ぎ落とされる。 また、インターネット上では「説明書がないものを買ったので、操作方法を教えてください」などという質問が投稿される事が多いが、基本的に回答するのはNGである。本当に説明書がないものを買ったのか(*10)、はたまた割れで手に入れたものなのかの区別がつかないからである。(*11) また、メーカー側の発言ではチュンソフトの『428 ~封鎖された渋谷で~』総監督であるイシイジロウ氏がTwitterで割れ厨についてつぶやくこともあった。 ちょっと前に面と向かって「すみません。428やった事ないんですよ」「原則ゲームはマジコンとかでしかしないんで」「428もDSかPSPに移植してくれたらDLで出来るんですけど」てな事を冗談まじりに言われた事がある。ホント、冗談でもやめてください。(*12)他にも、ポケモンの大会で、マジコンの使用がばれて参加できなかった子供の親が逆ギレしたというバカ話もある。 以上、全てが全てではもちろんないが、「買う方が損をしている」というマジコンユーザー=割れ厨が一定数いるのは、さすがに否定できないのではないだろうか。更にごく少数ではあるが、「金を払う価値のないものに対価を支払うのは、メーカーに不当利益を与え業界全体を腐敗させる行為」とし、逆に言うなら「【割れ】の蔓延の責任はメーカー側の怠慢である」とする言説も存在する。勿論「価値の無いゲームなら最初からやらなければ良い」だけで、割ってまで遊んでいる時点で言い訳にもならない。体験版が配られ、インターネットで情報が溢れかえる時代であり、割れ厨は大概「情報強者」を名乗っているはずだが? また、上記の意見を持つ者(割れ厨)は「金を払う必要のないものに対価を支払う人」を「購入厨」(*13)「情報弱者」(*14)と馬鹿にすることも多い。が、当然そんな理論は通じないため論破されて終わるのがオチである。それに加えて、購入厨と罵る人間は「金を払って買う(購入する)のは馬鹿」言い換えると「俺は万引き大好き」と言っているようなものなので人間性や品格が疑われてしまう。 もっと酷いのは、「違法にアップロードされた動画やゲーム等を配信しているサイトの管理者やアップロード者を通報した人を逆に叩く」という行為である。通報した人や世間的に見れば普通の行為でも、こういったサイトを利用する者にとっては非常にまずいので「タダでアニメや映画が見られなくなり、ゲームができなくなる」と逆ギレ(*15)を起こす事もしばしばある。そういった人は通報する人のことを「通報厨」(*16)「偽善者」(*17)と罵る事も多い。 前述したが、当然そんな理論は通じるはずがない。というか、違法にアップロードしている、違法アップロードされたものを平然と使う時点で通報される原因を作ってしまっているのだから自業自得であり、擁護する余地は全くないだろう。 マジコンと世相 以上の違法コピーとメーカーの対応とのいたちごっこは、例えばPCゲーム業界では昔から存在する病理であり、それほど目新しいものはない。が、「マジコン」が少年少女にも広く普及したニンテンドーDS上で広く出回った結果、新たなる問題が近年発生している。即ち、保護者が子供に求められるままマジコンを買い与え、何も知らないまま割れ厨になってしまっているケースの存在である。 例えば、あるセガ社員がtwitterにて「周辺で聞く限り小学6年生のマジコン普及率はたぶん90%以上……。」と発言したことや、Yahoo知恵袋上で「生活保護ではあまり子供にゲームソフトを買い与えられないのでマジコンを合法化して欲しい。周りの子供がみんなマジコンを持っている中うちの子だけマジコンが無いので仲間外れにされている(*18)」という書き込み(念のため注釈を入れると、これが本当に「マジコンを子供に買い与える親」による発言かは確かめる術がない)があったことなどは記憶に新しい。 もちろん、マジコンを買い与える親にとっては財布に優しく、子どもにとっては多くのゲームを遊べる、夢のような話である。が、前述した通り正当な対価が製作者に支払われない状況は、いつか破綻が生じるのだ。またマジコンの使用を軽く考えている親が多いのも現状であり、過去にはなんと当時現職の女性大臣が息子(当時小学校高学年)のマジコン使用を図らずもtwitterで喋ってしまい炎上したこともある(*19)。前述のイシイ氏の話に出てくるように、マジコンの蔓延は少年少女の間に限定されず、立派に収入のある社会人であっても同様である……。 放流厨の存在 さて、ここまで読んでいただいた上でおそらく多くの御仁が疑問に思ったであろう。そもそも、“なんでゲームのデータがネットに落ちているのか”と。そう、ソフトのデータを違法アップロードをする「放流厨」なる連中が存在するのだ。一部のコミュニティでは、彼らを「神」というネットスラングで呼ぶ風潮などもあり、違法アップロードによって称賛を浴びることができると言う。また、「メーカーの金満主義に警鐘を鳴らす」だの「『遊び方にパテント(特許)は無い』(*20)のだから、コピーや配布も認めるべき」だのと支離滅裂な屁理屈を並べ立てる者も多い。 ゲームの歴史をさかのぼっても放流厨は存在し、流通した全てのハードで何かしらのソフトが放流されている。『ぴゅう太』や『光速船』などのレトロかつマイナーなハードのソフトでさえ、ネット上に流れている始末。かつて国内でもファミコン決死隊を始めとするROMサイトが見られたが、警察による摘発により全滅。それでも違法アップロードが止まらないため最近ではさらに警察の目は厳しくなっておりMediaFireやYoutubeなどの海外サイト・WinnyやTorrent(*21)などのP2Pに違法アップロードした者が相次いで逮捕されている。 ただし逮捕に追い込むことができるのは国内のみで、海外では依然野放しなのが現状である。ただ最近、海外サイト「MEGAUPLOAD」の運営者がFBIにより逮捕され閉鎖に追い込まれた(画像、警告文の日本語訳)(*22)ため、今後国内はもちろん海外でも厳しい取締りが行われる可能性がある。とはいえ、それによって違法DLユーザーが地下へもぐり、当局の目の届かない場所で好き勝手に活動しだすという懸念もある(*23)。事実、クラッカー集団「アノニマス」が報復としてFBIを攻撃したり「MEGAUPLOAD」の運営陣の残党らしき者がその復活を宣言するなど早くも予断を許さない状況になりつつある。 放流厨の動機や業態は様々であるが、2013年にエロゲ放流で逮捕された「喫茶東洋」というHNの40歳の無職男性は「賞賛されること」を目的とし1人でソフトを購入しては放流し中古に売るという行為を繰り返しており、堪忍袋の尾を切らしたメーカーにより告訴され逮捕された。 法律改正 収束する兆しのまったく見えない違法アップロードとダウンロードの悪循環に対し、一石を投じる目的で著作権法が改正された。今までは「違法だとは知らなかった」で無罪放免となっていた違法コピーをダウンロードする側も、2010年1月1日より違法とされ2012年10月1日より刑罰化された(ただし対象となるのは音楽と動画のみである)。しかし現状では親告罪であるため強制力が弱い上、罰則の対象者が多すぎることもあってか機能していないに等しく、割れによる被害は収まっていない。事態を重く見たのか、マジコン輸入・販売業者を処罰できるように不正競争防止法が改正され、2011年12月1日より施行された。マジコンの輸入・販売に対し、権利者からの差し止め請求が無くとも最大で懲役5年または罰金500万円(またはその両方)の刑事罰が適用される。 また「マジコンは国内でも単純所持禁止」「所持者は年齢に関わらず逮捕」という法律を制定して欲しいという声も多い。もっとも前述の通り、私的利用でのゲームのコピーに違法性はいまのところなく、マジコン自体も納得のいく話ではないがメーカー非公認ツールというだけでそれ自体に違法性はないのがネックになっており、単純所持禁止の制定は難しいとみられる(*24)。 外国では合法と開き直る者がいるが、外国でも裁判により英国やイタリア、オーストラリアのように違法とされている国もある。日本においても2012年7月にマジコンを店頭販売した容疑で経営者が逮捕されるといった事例が出てきたので、今後マジコンに手を伸ばす事が難しくなっていく事は想像に難くない。警察の方々にはぜひとも駆逐に向けて頑張っていただきたいものである。 しかし、元は暇なおたく系ゲーマー(勿論「購入厨」であろう)が隅でこそこそと弄っていたツールが違法化目前とは、なんとも寂しさを感じなくもない。ゲーム会社側のハードウェアレベルでの対策も進み、オンライン要素の普及もあり、ゲームの解析自体が難しくなっているという技術的な問題もあるのだが…… 法的処罰以外にも、割れをやっている事実をブログなどで書いたことによりVIPPERや鬼女のような血の気の多いネットユーザーに目をつけられ、過去のブログやSNSの発言や写真等を徹底的に掘り返されプライパシーを丸裸にされた上で自宅や学校・職場に電凸され、社会的信用を失った例もある(ニュースにもなった例だと『みんなのゲーム屋さん』など)。この事件に関しては2chでも「やりすぎである」「自業自得だ」と賛否両論だが、割れ厨が相手だからといって何をやっても許される訳ではないのは言うまでもない、というか、これはこれで立派な犯罪である。とはいえ、自らの犯罪自慢を世界中に公開してる時点で、まともな人間なら同情する事自体がありえないのが実情だが。 余談 ちなみに、ゲーム業界をネタにしているPS3用のゲーム『超次元ゲイム ネプテューヌ』のストーリーはこのマジコン問題が下地にされており、敵の名前も「マジェコンヌ」とまんまマジコンが元ネタとなっている。続編『mk2』以降の作品には「ワレチュー」というまんま割れ厨が元ネタの敵がいる。また同作のその辺のモンスターや入手アイテムの元ネタがわかるなら、その手の知識があることになる。 また、家庭用ゲーム業界の興亡史を擬人化したアナスタシア=シェスタコワ原作/クリムゾン作画(*25)のWeb漫画『蒼い世界の中心で』において、中盤にマジコン問題とクレイジーコング事件を取り入れた「イリーガル・パイレーツ」エピソードが存在する。 最後に このWikiを読んでいるようなユーザーならば、実際「こんなクソゲーに金払ったなんて腹立つ!」と思うような出来事を一度は経験したことがあるだろう。言い値に値しないようなスカスカのクソゲーが存在するのは、紛れもない事実である。しかし、そんな思いを実行に移すのは論外。個人の感情や判断が犯罪の免罪符になることは有り得ない。非常識な行為の迷惑を被るのはクソゲー製作者だけに留まらないのだ。 「たかがゲームのダウンロードで…」と割れ厨は言う。しかし製作者側からすれば、ゲームを作ってもお金を払って買ってもらえないということは死活問題と言ってもいい程に深刻なのである。もし、あなたが身を粉にして働いていざ給料日! という段階になって雇い主に逃げられ給料がもらえなかったらブチキレたくならないだろうか? というかキレるだろう。 繰り返しそんな目にあってもゲームを作り続けているメーカーの皆様には同情を禁じ得ない(*26)。 形のないデータのやり取りのため実感がわかない部分もあるが、要するに店頭でソフトを万引きする事やソフトの代金をコピーした偽札で払う事と何ら変わりはない行為である。 違法ダウンロードダメ、ゼッタイ
https://w.atwiki.jp/risouotome/pages/179.html
587 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2010/07/25(日) 23 43 28 ID ??? この程度じゃ平気だと思うけど一応 【グロ表現が一文有り注意】 趣味悪いと思われるかもだけどいわゆる猟奇犯罪もの。 「羊たちの沈黙」とか「セブン」とかああいう系の映画とか 小説をdkdkしながらも好んで見てしまうタチなので。 舞台は海外。 主人公(ヒロイン)はカフェでアルバイトしてる大学生なんだけど 昔から不思議な力があって、物に触ることでその物にまつわる 過去を視ることができるいわゆるサイコメトラー。 本人的には好奇の視線を向けられるのが嫌なのであまり力を 使いたがらないのだけど、大学で盗難騒ぎがあった時に 冤罪をきせられた友人を助けたくて、犯人を特定しようと力を 使ったため他の人にも知られてしまい、一時噂になってしまった。 カフェの常連にも知ってる人がいて、面白がって 視させようとしたりする人もいる。 そんな中、世間を賑わせる事件がおきる。 それは通称ナイトザリッパーと呼ばれる犯人による連続猟奇殺人だった。 女性ばかりを狙い、暴行したあとに殺害。 体の一部を欠損させ、最後に「青い馬に乗った騎士」のカードを 口に加えさせる、というのがその特徴だった。 事件がおきているのは街からそう遠くなく、場所も点在しており ヒロインも恐怖を感じていた。早く捕まえてほしいと願っていたが、 派手な殺人のわりに犯人は決定的な証拠を残さず、捜査は難航していた。 そんな時、捜査官の一人がヒロインの噂を聞きつけ、藁をもすがる 思いで協力を要請してくる。 588 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2010/07/25(日) 23 44 09 ID ??? 攻略対象は以下の二人。ただ話が話だけに糖度はかなり低そうだと思ってる。 ■捜査官A ヒロインに協力を頼んだ捜査官。わずかにクセのある亜麻色の髪にグレーの瞳。 落ち着いた物腰に冷静沈着な性格。普段は優しげだが犯罪、特に弱者に対する 暴力犯罪に対して憎悪に近い怒りを持っており、熱い感情をみせることもある。 昔ラグビーをやっていたため、背が高くがっしりしている。 ヘビースモーカーだったがヒロインの場合、煙が透視の邪魔になると 遠まわしに言われて煙草を一時的に絶っている。 「……未来の被害者を救えるかもしれないのは君だけなんだ……! 君の事はわたしが必ず守る。だから頼む、力を貸してくれ……」 「触れれば考えていることが大体分かると言っていたな。 (手を差し出して)触れてみてくれないか。 君に、伝えたいことがあったんだ……」 ■捜査官B 濃い茶色の髪に同色の瞳。中肉中背。やや目付きが鋭い。 捜査官Aの相棒。サイコメトリーを含める超能力を全く信じていない。 ヒロインの事を暇をもてあました女子大生が注目を集めたくて 嘘をついてるのだと思っており相棒に対しても、そんな小娘に 関わってる暇があるならまともな捜査に戻れ、と怒っている。 だが、ヒロインの力を知るにつれ考えを改める。 甘党でドーナツ大好き。苦いものは苦手でコーヒーをブラックで飲めない。 署のコーヒーはクソだと公言している。 「お嬢さん、アンタのお遊びに付き合ってやるほどこっちは暇じゃ ないんだよ。何が楽しいんだか知らないが、幽霊だとかUFOだとか 超能力だとか、そんなのはハイスクールまでに卒業しとくんだな!」 「俺は正直超能力とか全く信じてなかった。今も全部信じてる訳じゃない。 それでもアンタが今、すごく恐がって、怯えてるのは分かる。 でもな良く聞け、アンタの力が視せたというそれは、アンタのじゃない。 被害者の過去だ。だから大丈夫だ。 今ここにアンタの傍にいるのは犯人じゃない、俺だ。 落ち着くまで傍にいてやるから、恐くなくなるまで俺に掴まってろ」 せっせと話の内容とか犯人の正体とか妄想してたら8レス分を 超えるとかあまりに長くなっちゃったので、思い切ってばっさり切ったよ。 それでもこの長さwwwバカwwwなんだけど。 701 :1/5[sage]:2010/09/10(金) 00 31 14 ID ??? すごく今さらなんですが、 587-588のサイコメトラー乙女ゲーの続きです。 自分の妄想の後、 591 597のレス見てさらに妄想が広がって [ホットドッグ刑事(デカ)]や[カフェの常連の赤毛青年〕など 他にも登場人物が増えました。 ※ 前述の通り( 587-588)捜査官ABがヒロインの元にやって来る所から ゲームはスタート。ストーリーは≪ヒロインサイド≫≪捜査官サイド≫が 交互に切り替わって話が進む。 ≪ヒロインサイド≫ 捜査官たちの持ってくる遺留品・証拠品、被害者の持ち物などなどを 選択してサイコメトリーする。その成功具合で≪捜査官サイド≫での 捜査の範囲が決まる。また登場人物たちとの会話ややり取りなどで それぞれの好感度が変化。その結果で恋愛EDの種類が決まる。 (妄想するのはタダだから言うけど、いわゆる脳波トイと繋げて遊びたい。 サイコメトリーは付属のヘッドギアをつけて集中するって風に。 その集中度合い(脳波レベル)で成功具合が決まる感じで) ≪捜査官サイド≫ ヒロインが透視した場所や物を探し出し、透視した内容の裏を取る。 新たな証拠品や証言が得られれば得られるほど犯人逮捕が近づく。 限られた時間内に決まった数の証拠品・証言が得られなければ 犯人を捕まえられず、健闘空しく…なBADエンディング。 捜査官ABは犯人を逮捕しなければ恋愛EDにはたどり着かない。 赤毛の青年(後述)は犯人の逮捕に限らず恋愛EDがあるが逮捕してないと ちょっと後味が悪い(被害者が増えるので)。 【真犯人】は捜査官ABのどちらかのEDを見た後に隠しとして EDがある。証拠品や証言を集められないタイムオーバー直前に 犯人に接触するとルート分岐。みたいな……。 702 :2/5[sage]:2010/09/10(金) 00 32 27 ID ??? Hはヒロインサイドでの登場人物、Iは捜査官サイドでの登場人物。 基本サイドを越えて交流はない。(ヒロインやその友人たちは 捜査官ABたち以外の捜査官とお互い面識も交流もなし) H■友人 ヒロインの大学の友人。ダークオレンジの髪(染めてる)に緑の目。 そばかすがチャームポイントな女の子。ミーハーで明るい性格で、内向的に なりがちなヒロインをよく連れ出して遊んでる。 いつもはフランクな付き合いをしているが、大学で盗難事件が起きた時 周りから泥棒扱いされてる時にただ一人自分を信じてくれて、なおかつ 助けてくれたヒロインにすごく感謝してる。そのためヒロインの力に肯定的。 隠さないでもっと能力を高める練習とかすればいいのに~などと軽く考えてる。 ただ本人(ヒロイン)が嫌がるので最近はあまり言わないように心がけている。 「あたし達お年頃なのよ! あーんなイケメンが二人も転がってくるなんて 二度とないチャンスよ! アッピールしなくてどーすんのよっ」 「あたしはさぁ、なんつーか自分でも分かってるんだけどキツイからさぁ……。 すぐ人と衝突しちゃうんだけど、あんたとは違うんだよね。一緒にいると ほっとするっていうか。言わなくても分かってくれるっていうか……。 あ、別にあんたが心読んでるって言ってるわけじゃないよ! 違うの、ああもうバカ あたしのバカ。上手く言えないけど……あんたが好きよって言いたいの」 H■カフェの店主 濃い茶色の髪と瞳。眼鏡とヒゲを大事にしてるナイスミドル。 豆の焙煎に一家言ありやや頑固。怒ると超恐い。ヒロインも仕事に慣れないうちは 良く怒られた。亡くなった奥さんの写真を棚に飾っている。 ヒロインの噂を聞いて店にやってきて「ほら、やってみせろYO!」 みたいに、一方的に見世物扱いするような失礼な客には 「お客さん、うちはコーヒーの味と香りを楽しむ店なんですよ。は? どういう意味かって? 頭から淹れたてのコーヒーぶっかけられたくなかったら さっさと失せろって意味だよ!」と怒鳴って追い出すくらい強い。 妙な客もやって来るようになってしまい責任を感じて辞めようとする ヒロインを、この店が嫌になったわけじゃないならと引き止めた事がある。 703 :3/5[sage]:2010/09/10(金) 00 33 47 ID ??? H■赤毛の青年(攻略可) 学部は違うが大学の同期生。学内の噂でヒロインの力を知って面白いから 見に来たとカフェにやって来る。「噂のちょーのーりょくしゃ、ってキミなの?」 サイコメトリーを誤解しており、色々ずれた要求をしてくる。 「ねーねー、俺の運勢みてよ! 恋愛運とかさぁ」など。 前記の店主にガツンと言われてもなかなかめげない。 ルートに入らないとチャラくてちょっと迷惑な客なだけだが ルートに入ると彼がヒロインの力じゃなくて、ヒロイン自身が目当てで 店に通っていたことが分かる。前からヒロインのことが気になってて でも学部も違うしどうすれば…、と悩んだあげく自分の友達に相談したら 「ああ、あの子ね」みたいな感じでバイトしてる事とか教えてもらってきたらしい。 どうにかお近づきになりたくて記憶に残るにはどうすればと思ってこういう事をした。 店主に「アホか! 逆効果だとわからんのかこのバカチン! 好きな女にはまっとうにアプローチしろ!」と怒られ反省、以降は普通の客になる。 ただヒロインを事あるごとにちらちら見てきたり、気になる事をするので ちょっと迷惑なのはあまり変わらない。 ルート後半ヒロインの周囲に不穏な影が見え始めると帰りに送ってくれるようになる。 「べつに送り狼なんかしないから! 大丈夫だから! 俺、安心、安全、良心的!」 「え。最初にどこで会ったかって? ……いや、うーん、会ったっていうか こっちが一方的に見かけたってだけの話だし……。あっ、引かないでよ? つーか覚えてないと思うなー。だって、何があったって訳でもないし、うーん……。 雨……、が降ってた日でさ。俺、元々雨キライだから。あーじめじめする、 ウゼェなって思ってて。それで軽くムカつきながら外に出たんだよ。 そしたらなんか聞こえてきて。なに? とか思ってたら歌でさ。 君が歌ってたの。ちっちゃい声でさ。かすかに聞こえるか聞こえないかの メロディにあわせて傘くるくる回してて。楽しそうで……見てたら、傘から 落ちてく水滴がキラキラしててさ。俺も、なんかいつの間にか気持ちが変わってた。 ……それ以来、君のこと……ずっと気になってたんだ」 704 :4/5[sage]:2010/09/10(金) 00 35 04 ID ??? I■捜査官C 黒髪に黒い目の捜査官ABの同僚。ホットドッグが好きでちょいメタボ気味に なってきたのが悩みの種。(ホットドッグならいくらでも食える、 ホットドッグはこの国が生んだ神の食い物だ、考えついた奴を表彰したい など、数々の語録を残し捜査官Bに「狂ってる」と馬鹿にされるが 逆に「ドーナツ教信者には言われたくない」と反発している。) 足を使う捜査が基本だ、が信念で隣町まで聞き込みにいっては 犯人逮捕のための不審者の目撃情報を集めている。 「俺はうだうだ悩んだり考えたりが苦手でね。 迷ってる暇があるなら足を動かせってんだ」 I■捜査官D ブロンドに青い瞳の女性捜査官。正義感が強く潔癖。 今回の事件の被害者の女性たちに深く同情し、犯人を許せないと憤っている。 性犯罪の過去の容疑者たちをリストアップして彼らに的を絞って捜査している。 捜査官Cの事が好き。捜査官Eにそれを指摘される度に強く否定しているが 周囲にはバレている。当のCにも馬鹿言うなと否定されるので、向こうは 自分に全く気がないんだなぁと内心がっくりしてる。だがそれはDが ゴージャス美人なのでCはまさかメタボな自分を?いやいやない、と思っているから。 「……最近できたハンバーガ屋だけどね、ホットドックもメニューに あるらしいわよ。なんかソースが新しいんですって。も、もし食べに行きたいなら 店の場所分からないでしょうし、いっしょに行ってあげてもいいけどっ」 705 :5/5[sage]:2010/09/10(金) 00 36 26 ID ??? I■捜査官E アッシュグレーの髪に灰色の瞳。やや小柄で童顔。捜査官ABCDの後輩格。 坊っちゃんぽい容姿と言動で捜査官CDから「頼りない」とか言われつつも ちょっとかじったというプロファイリングで犯人像を想定し捜査する。 『犯人は20~30歳代の男。切断箇所は違うものの毎回同じ手口で殺害しており 几帳面な性格。おそらくは定職、固い職業についている。 女性ばかりを狙うことから、おそらくは女性に対して激しい憎しみ及び 執着を持っている。死体にカードを加えさせるなど第三者へのアピールを 繰り返しており非常に自己顕示欲が強い。また、そのカードのモチーフは 聖書からの引用であることも踏まえると犯人は一定の教養を備えている』 「先輩がた、僕だって捜査官なんですからねっ。これくらいはできますよ!」 「僕らはさしずめ猟犬ですかね。犯人という狐を徹底的に追い詰める。 ……どうやって犯人の尻尾を掴もうか。ゾクゾクしますよ」 捜査官ABが隠れて何をやってるんだろうと気にしている。 ■真犯人 事件の真犯人。案の定暗い過去を持っておりそれが連続殺人犯になった きっかけの一つではあるが結局のところ異常性格者。 ※ ttp //www1.axfc.net/uploader/File/so/50770.txt ↑〔真犯人ED〕、〔捜査官ABのED〕とそれに至るまでの 基本ストーリー等も加えた妄想集txt。長いです。収拾がwwwつwかwねwえwwwと 書き直したので前の書き込みのBの台詞を展開に回収できなかった。 どうせtxtと開き直ってこれまでの書き込みの分とか入れちゃってます。長いです。 〔真犯人ED〕は 597がぶっ飛んでるのが良いと言ってたから ぶっ飛んだものにしようと心がけたけど、そうなってれば幸い。
https://w.atwiki.jp/koty/pages/15.html
2007-総評 携帯ゲーム機、それはゲーマー最後のフロンティア。 次世代携帯ゲーム機が登場して早二年以上、模索期を終え円熟期に掛かり始めた今年2007年。 我らクソゲー愛好家にとって、据え置き機以上に日々量産される傑作に右往左往される日々が続いていた。 その栄えあるトップバッターは、聖剣伝説Heros of Manaである。 聖剣伝説シリーズといえば、一昨年、昨年と、いずれも糞ゲー愛好家には好評の糞ゲーを出す、 いわば、スクエニきっての糞ゲーサラブレッドである。それがRTSとして帰ってきたのだ! 今作も我々の期待に違わず、タッチペンでキャラクターを移動させようとすると あっちへフラフラ、こっちへフラフラと好き勝手に動くという、素晴らしい性能を備えていた。 今年も出だしから「クソゲーすぎる、、どうなってんだ、、?」といった幸先の良いスタートであった。 →聖剣伝説Heros of Mana そんな状況下で頭一つ抜き出たのが"遥かなる悟空伝説"とまさかの"リーズのアトリエ"である。 ・・・ 前者は戦闘のテンポが著しく悪く、攻略要素の大部分がカードの引きによる運が占め、 ゲームオーバーになろうものならレベルやアイテムが全てリセットというマゾ過ぎる仕様に定評があり、投げ出した住民も多い。 後者はフリーズ・バグ・糞インタフェースとクソゲーの基本を兼ね揃えた秀作であるとの意見が多く、 更に昨年のルーンファクトリーを彷彿とさせる公式での交換対応のアナウンスの気配が一切無しという強気の姿勢も 隙が無い話題性としてシリーズファン・クソゲ愛好家問わず魅了した。 昨今の状況の一端を現すソフトが話題に上がった、 "wifi厳選テーブルゲームDS"である。 世界レベルで古くから親しまれているテーブルゲーム6本を wi-fi対戦で遊べるという一見クソゲー愛好家には縁の無い物に見えるが、 オンライン対戦ランキングベスト10において当初は登録者が6人しかいなかった事や 購入者が少なすぎてマッチングすらしないとの甘美な悲鳴が上がった。 こういったマイナータイトルゆえの過疎現象は、飽和し始めた現在の携帯ゲーム機界隈においての深刻な問題の1つとして取り沙汰された。 DS陣の圧倒的物量に常に押され気味であったが、 PSP陣営からも"FFT獅子戦争"と"ドラグナーズアリア"の二本の刺客が放たれる。 両作ともローディングやエフェクトによるテンポの悪さを指摘されるが、 FFTは所詮出来の悪い移植であってクソゲにまで至らず、アリアはPS1時代の凡作程度 との意見があり、多彩なフリーズやバグを備えたリーズのアトリエなどに 対するには火力不足の印象であった。 後半戦を迎えた今年8月9日。 クソゲーオブザイヤースレin携帯ゲーム板誕生の日と共に 我らがクソゲ連続打線の雄バンナムより投入されたのが "SDガンダム Gジェネレーション CROSS DRIVE"である。 DSの特性を生かした圧倒的に不便なタッチペン操作を筆頭に、 ユニットの個性の無さ、1周目では飛ばせない戦闘など 総じて前作からの劣化という素晴らしい仕事ぶりを示した。 日々募る賛美の声により、今年はリーズ・ゴクウ・クロスドライブの 3すくみの様相を呈し、ジイヤー決定のため日々議論が飛び交ったが、 それを嘲笑うかのように突如として飛来した2つの大作が 当スレを悉く蹂躙する事となる。 そして、今年度のクソゲー合戦も終盤を迎えた10月末、一つの地雷が投下された。 「アパシー 鳴神学園都市伝説探偵局」である。 かつての名作、「学校であった怖い話」の完全新作!シナリオはもちろん飯島多紀哉氏が執筆! しかし、蓋を開けてみれば実に素晴らしい出来で、作者自らがブログで自慢していた「圧倒的なボリュームのシナリオ」も たとえどんなにシナリオが分岐したところでストーリーの結末は一つ、 それも伏線全てを放り出して未完結のままエンディングというお粗末なものであった。 他にも誤字、フリーズバグ、ヒントの通りに解くと何故か失敗扱いされるミニゲームなど、まさにADVの最底辺と言い切って良い出来である。 また、意味ありげに登場するも、それっきりなキャラタクー(スタッフロールより。他のゲームでのキャラクターと同義語だと思われる) の大半が、氏の執筆している同人誌からの登場であった事から、一時期「続きは同人で」という噂が流れたことも特筆しておくべきだろう。 しかし、今作の素晴らしさはこれだけではない。 おそらくゲームの出来だけであれば、同時期に発売したASHという糞ゲーを、ここまで無かった事にするのは不可能であったろう。 発売して一週間、購入者の怨嗟の声は当然、それまで前面に立って本作をヨイショしていた飯島多紀哉氏に向かう事になった。 そんな中、氏は突如mixi内のマイミクを大量削除、さらにはミクシー自体を退会するという行動をとったのだ。 本人の言によれば、「規約を破った」かららしいが、それを信じる人は誰もおらず、 「どうせ糞ゲーだったから逃げたんだろ」というのがもっぱらの世間の声であった。 しかし、これは終わりではなく始まりにすぎなかった。更なる燃料が投下されたのだ。 誰もが糞ゲーを掴んでしまった事に対し諦めムードの中、 氏の「好評だったし黒字も出たし」という能天気な言葉がブログに投下されたのだ。 この言葉に住人は激怒。 さらに自分たちが、氏の言う「アンチ」(存在は未確認)として扱われ、声すら届いていない事に絶望した。 それからオチを続ける事一ヶ月、ついに悲劇の舞台は四八(仮)へと移ることになる。 →四八(仮) 二 冠 お め で と う ご ざ い ま す 。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8945.html
ダーツ 【だーつ】 ジャンル スポーツ 対応機種 Nintendo Switch メディア ダウンロード専売 発売・開発元 Sabec 配信開始日 2021年7月1日 定価 899円(税込) プレイ人数 1人~2人 セーブデータ 作成不可 レーティング IARC 3+ 備考 日本語非対応 判定 クソゲー ポイント その名の通りのダーツゲームペラペラなボリュームと致命的な操作上の不具合ぶれないSabecクオリティ 概要 ゲームルール 問題点 評価点 総評 概要 全体的に開発ソフトのクオリティの低さが際立つインディーズデベロッパー、Sabec LimitedからリリースされたNintendo Switch向けダウンロードソフト。海外のみプレイステーション4でも配信された。 ジャンルはそのまんまのダーツゲーム。それ以上でも以下でもない。 ゲームルール 「プレイヤー1人とCPUとの疑似対戦」と「2人対戦プレイ」のどちらかをプレイできる。CPU抜きで1人プレイをする機能は非搭載。 いわゆる「ゼロワン(×01)」ルール固定でダーツを行う。プレイヤー(CPU)がダーツを3本ずつ投げ、それを1セット交互に繰り返していく。 お互いのプレイヤー(CPU)のスコア501からスタートし、ダーツに刺さったボードのスコアに応じてスコアが減少していく。 先にスコアを0にしたプレイヤー(CPU)が勝者。必ず0ジャストでスコアを出す必要あり(*1)。お互いが15セット行っても決着が付かないと引き分けとなる。 コントローラー側のみ操作対象。アナログスティックでダーツの投げる位置を決め、ボタン押しっぱなしでダーツの上下方向へ投下位置を調整し、ボタンを離すとダーツを投げる。 オプションとしてポーズ中にボードとダーツの色変更の設定が行える。ダーツの色は1P・2P・CPU別での設定も可能。 問題点 ダーツとして根本的欠陥 「ダーツがボードの上方向へと狙いにくい」という操作上の不具合があり、操作性が非常に悪い。 ボードへの狙いを上方向に定めるとダーツが大きく揺れる仕様で、狙いたい位置へとダーツを投げるのが困難。そのため下位置を狙った方が確実にスコアが出しやすい。 CPUの行動がデタラメでやる気がなく、1人でのプレイはCPUの茶番劇を強制的に見せられてしまうのも苦痛。 公式ではCPUを「賢い人工知能」と評しているが、とんだ嘘っぱちである。スコアが0に近づいても締めを狙う気も見せないのに何が「賢い」のか。 CPUはボードの下位置にしかダーツを投げない知能らしく、ますます賢さとは無縁である。CPUも上方向への投げにくさを承知しているための判断なのだろうか? ダーツゲームとの相性抜群なジャイロセンサーを利用した操作に対応させなかったのも疑問に感じられる。 ボリュームがペラペラすぎる ルールがスコア501スタートの「ゼロワン」のみで、他のダーツゲームでは大方搭載されている細かいルールの設定ができない。 このペラペラなボリュームが本作のすべてなため、ダーツゲームが好きなプレイヤーですらもすぐに飽きてくる。上記の通り重大欠陥もあるため尚更。 BGMは終始無音で効果音もごく少数、ゲームを盛り上げるような演出も皆無で、ただひたすらに虚無な空気を漂わせる。 評価点 評価点は「操作は非常に簡単」「CPUの茶番劇が挟まれるのはともかく、テンポ自体は非常に軽快」「ダーツとボードの色変更ができる」などが挙げられる。 総評 「ダーツゲームとしての根本がまともに作られていない欠陥品を900円で売りつける」という残念すぎる一作。 普通に作ればクソゲーになり得ないはずのダーツゲームをこのクオリティに仕上げるのは、(もちろん悪い意味で)Sabecらしいというか何というか…。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2698.html
MAJORDREAM メジャーWii パーフェクトクローザー 【めじゃーどりーむ めじゃーうぃー ぱーふぇくとくろーざー】 ジャンル スポーツ ※バグ・フリーズ頻発!購入時要注意! 対応機種 Wii 発売元 タカラトミー 開発元 ドリームファクトリー 発売日 2008年12月11日 定価 7,140円(税5%込) プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 クソゲー ポイント 2008年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門大賞 ダメジャーWii パーフェクトクソーザー短く薄くルールも無視したストーリー展開選手の動きからルールの判定まで何もかも滅茶苦茶異常に多すぎるバグ・不具合首反転投法・センター前キャッチャーゴロ逆転サヨナラ負け優勝 クソゲーオブザイヤー関連作品一覧 少年サンデー関連作品リンク 概要 ゲーム進行 問題点 内容 バグ その他の問題点 評価点 総評 その後の展開 余談 代表的なバグ画像 概要 漫画「MAJOR」のアニメ化作品「メジャー」を原作としたゲーム第3弾。公式サイト曰く「追求したのは、本格野球ゲーム」。 ゲーム進行 基本的なストーリーは原作に沿っており、イベントパートと試合パートを交互に繰り返して進んでいく。 イベントパート ストーリーが流れているのを見る。一般的なADVのように立ち絵やボイスで演出し、下画面に字幕を表示している。 試合パート 試合はミッション制になっており、「1失点内に抑えろ。」「ホームランを打たれるな。」などと様々なミッションがある。そのため、このゲームは単に普通の野球の試合をするわけではない。 ピッチングは「十字キーで球種を選択して、Aボタンを押しながらリモコンを振ると投球モーションをとるので、十字キーでコースを選択する。」…という流れ。 主人公が必殺技のジャイロボールを投げるときにはカットインが挿入される。 スタミナ制があり、ストレートを投げるとスタミナが全く減らず、逆に変化球を投げるとスタミナが非常に大きく減る、という特徴がある。 AIはスタミナが切れた投手を交代することがある。 バッティングは「リモコンを縦に持ち、十字キーでスイングするコースを選択し、ボールが来たらタイミングよくリモコンを振る。」…という流れ。 ボールを当てるには普通の野球ゲームより早いタイミングで振る必要がある。 一部の試合ではバッティング補正があり、プラス補正とマイナス補正がある。 守備に関してはオートで行われる。 問題点 内容 ストーリーモードの再現度が低い。 本モードは原作のストーリーを大きくカットしたものであり、とにかく再現度が低い。 原作漫画は主人公・茂野吾郎の野球人生を追う内容なのだが、本作では序盤のリトル編どころかファンから人気の高い海堂高校編や聖秀編など半分以上のストーリーを全カット。漫画ではかなり後半のマイナーリーグ編から話が始まる。 マイナーリーグ編からのスタートについては、先に発売された『投げろ!ジャイロボール!!』などで高校野球編を再現していたことの差別化とも言えるし、タイトルの「メジャー」に関係のある話もここからではあるのだが、いくらなんでも省略し過ぎである。また、上記のようにかなり内容を飛ばしている割に、当然のようにそれまでのあらすじ等は一切存在しない。 肝心のゲーム本編の流れは忠実で変に壊してはいないが、上記のようにあまりにカットが多いせいで原作を読んでいないと意味不明なシーンが大量に存在する。また、別モードでの解説もない。 更に会話シーンでは、キャラクターの台詞と表情が一致していない面が多々見受けられる。 最後の試合では、サヨナラ負けした場合でもストーリー上では絶対に優勝したことになる。通称「逆転サヨナラ負け優勝」。 ストーリーの都合として絶対に特定の流れに進ませようとするゲーム自体は他にもありふれているのでおかしくはないが、単純に負けたらゲームオーバーで勝つまでやるか、味方NPCが必ずホームランを打つ等で絶対に勝てるようになっているのが普通。最終試合でその後がエンディングだけならば、負けた場合のIFルートが用意されているゲームもある。普通に負けるのに、負けてもゲームオーバーにならず、かつ勝った事になって強引に進むというおかしなことになるのはこのゲームくらいである。 野球のルールで無視・改変されているものが多い。 アウトの判定が杜撰。 アウトでないはずの場面でアウトになっていた。何を言ってるか(ryなことも起こる。 グラフィックを見る限りはセーフとなっていそうな場面でも、しれっとアウトになったりする。これに後述のルール無視やバグなども加わるため、現実の野球の感覚で本作の試合展開を理解するのは難しい。 現実の野球にあるルールがいくつかスポイルされている。 「タッチアップ」や「インフィールドフライ(*1)」の概念はこのゲームにはない。 念のため言っておくと、ファミコン時代の『プロ野球ファミリースタジアム』などの最初期の作品を除いた大抵の野球ゲーム(例えばパワプロシリーズなど)では実装されているルールである。 そもそもボールとストライクを併用して打者と勝負するのが野球の醍醐味であるが、とある操作をしない限りボールが出てこない。 2アウトで長打やフライが出ても塁上のランナーが走らないことがある。実際の試合では2アウトの時点ではエラーも考慮してランナーは原則走るのだが、停止してしまう。 走者のリードなど一切無い。一塁と三塁のコーチャーもいない。 盗塁にまつわるルール無視もある。 盗塁死するとボールカウントがリセットされる。本来はリセットされない。 盗塁死で3アウトになると、次の攻撃はNEXTバッターから始まる本作独自のルールがある(*2)。従って、このゲームの盗塁死チェンジは打者の凡退扱いとなる。 ルールの問題ではないが、『投げろ!ジャイロボール!!』から引き続き「ジャイロボール」というものをはき違えている。 後述の画像にもあるが、本作では通常の「ストレート」と投げ分けができる別の球種として「ジャイロボール」がある。通常のストレートが若干の縦のバックスピン回転をしながら飛んでいくボールであるのに対し、ジャイロボールはライフルの弾のように横向きの螺旋回転をしながら飛んでいく特徴がある。 しかし主人公の吾郎は「ストレートを投げると自然とジャイロボールになるが、逆に通常のストレートは投げられない」という設定であり、この点を駆け引きにした展開もあったほど。前作や本作のように、吾郎が意図して投げ分けられるような代物ではないはずなのだが…。 ジャイロボールをいわゆる必殺技やウイニングショット的な扱いにしたかったと思われるのだが、「普通のストレートを投げる吾郎」の違和感は如何ともし難い。近年のパワプロシリーズのストレートのように「全力〜」と付けて差別化するなどの工夫が欲しかったところ。 グラフィックや演出が粗末。 キャラクターのグラフィックの出来はWiiの中では悪い。公式サイトによると「高精度な3Dモデリングで再現されたキャラクター」とのことだが…。 キャラのモーションやボール等の動きが非常に不自然。公式サイトによると「モーションキャプチャー導入で再現された躍動感あふれる選手の動き!」と謳っている…… モーションをフレーム単位で確認してみるとプログラミングの粗さが顕著に表れ、ボールを捕る前からアウトと表示されていたり、低い球をフライのようにグローブを上げて捕ったりといったものが見られる。 キャッチャーがプロテクターとマスクを脱ぎ捨てている事がある。演出としても不自然であり、なぜそこで脱ぎ捨てる必要があるのか? ピッチャーが投球後、キャッチャーからの返球が無い。返球の省略そのものは野球ゲームとしてはよくある仕様だが、よく見ると尻ポケットから球を出しているようにも見える。 三振になってもピッチャーもバッターも主審も全員、もちろん3アウトになろうがなんだろうが次があるかのように構え直す。 偶にグローブをはめている方の手でボールを投げることがある。普通ならはめていない方の手で投げるのだが…。 立ち絵もおかしい点が多い。おそらくは作画ミス。 特にヒロインの一人であるアリスの立ち絵が、胸が左胸だけ膨らんでいない「偏乳」状態となっている。 ホームランの演出 ホームランが入る場合は必ずカメラアングルが変わるため、画面が切り替わった時点で判断ができる。「入るか?入らないのか?」といったスリルは味わえないし、そもそもどこに飛んだのかもわからない。 『実況パワフルプロ野球』や『プロ野球スピリッツ』にある「ホームラン確定演出」のようなもの(*3)だが、本作にはそれらのような爽快感も迫力も無い。 AIも酷い。 走塁や守備はAIでの操作であり、オートで行われるのだが、こちらが操作できないくせにAIは適切な行動をしてくれない。 走塁は勝手に盗塁して失敗→試合終了と、打者との勝負で決着がつけられない後味の悪い幕切れになるケースもある。 守備の設定は「マニュアル」が存在せず、「セミオート」か「オート」のどちらかに設定する仕様。 その反面、キャッチャーのみはバントされた時に前進して処理する、一塁と三塁の守備範囲のほぼ全域(バグ発生時はフェアゾーンほぼ全域。後述)を1人でカバーしている等、優秀なAIを持つ。 ホームランが出すぎる上にバントも強すぎる。 幸いなことに、本作はホームランがかなり出やすい調整がされている。上記のAIのバランスをとるための救済措置ということもあるが…… バントも使い勝手が非常に良い。どのくらい使い勝手がいいかと言うと、タイミングが合えばAIの盲点を突く形で加点できる程。 AIがごらんの有様なため、逆にホームランやバント以外で得点を取るのが困難になっている。 バグ 本作を語る上で欠かせないのが、異常なまでのバグ・不具合の多さである。それもギャグのようなものから致命的・商品失格レベルのものまで様々で、ファンの間で頻繁にネタにされている。 このゲーム自体、なぜかディスクを正常に読み込めないことが多い。そのため、読み込み失敗による不具合がいくつかある。 主審とバッターがピッチャーに背を向けていることが起こる。こうなった場合「後ろ向きのバッターが何も無い空間から快打を飛ばす」という謎の現象が起きる。このバグが起きると、守備時にどこに転がっていったボールでもキャッチャー以外拾わなくなってしまう。 まるでいじめか罰ゲームでも受けているかのように、外野に飛んでいったボールさえ、まるでポジションの違うキャッチャーが1人走って取りに行かされる構図はシュール極まりない。 なお、キャッチャー以外が動かなくなる原因は「バッターが通常と逆方向を向いていることでフェアの判定も逆になり、本来フェアでもAIはファールとして認識してしまう」という説が有力とされている。 バカなAI任せの走塁と相まって、以下のような、傍から見れば凄まじく低レベルな勝負が起こる。(何故か)前後逆に構えたバッターが打った球がセンター前までいく→それを(何故か)キャッチャーが取りに行く→その隙にバッターはサードまで走ろうとする→さすがに間に合わず結局三塁タッチアウト なお、ストーリーモード序盤に敵にホームランを打たれて負ける負けイベントがあるが、この試合でこのバグが発生すると、センター前キャッチャーゴロ連発でなぜか3アウトまで行き、本来無いはずのこちらの攻撃が始まってしまい、滅茶苦茶になってしまう。上記の通り負けイベントであり「敵が守備側に回る」事が想定されていない試合であるため、敵チームの設定が適当。なんと敵チームのピッチャーにも主人公の吾郎が設定されている。 キャラの挙動がおかしくなるバグがある。 レーザー光線を照射する。キャッチャーやピッチャーで起こり、ポリゴンの頂点がはるか彼方に引っ張られ、まるでレーザー光線を撃っているかのように体の一部がとんでもなく伸びている現象らしい。 キャラクターの首が反転するバグも搭載。ピッチャーとバッターでのみ、確認されている。 映画「エクソシスト」に似たようなシーンがあるため、ホラー映画ファンの間でも話題になった。 他にも特にポリゴンモデルの計算を間違えた、テクスチャが異常な方向に伸びたり、ビープ音(のように聞こえるBGM)を流してフリーズしてしまうバグも発見されている。 発見されたのは笑えるバグばかりではなく、本作によって Wii本体が破壊されてしまう可能性がある という恐ろしいバグまで見つかっている。 本編ストーリー開始直後、球場の背景が映った時点でフリーズした場合、発熱によってWiiの内部が焼けてしまい文字通りにプレイ不可能(物理)となってしまう。該当シーンでフリーズしてしまった場合は速やかにWii本体の電源を切るべし。 もっとも、電源ボタンを押しても電源が切れなくなったという報告まであるが…。 本作のバグはハードに過度な負荷がかかった場合に発生する事が多いが、流石にハードそのものを破壊する…それも頑丈さに定評のある任天堂製ハードを破壊するレベルの負荷となると「一体どの様なプログラムを組めばそんな事態になるのか?」と言わざるを得ない。 その他の問題点 Wiiのゲームの割にロード時間が非常に長い。試合時間も『投げろ!ジャイロボール!!』程ではないがかなり長い。 更にここからキャラエディットを利用すると、顔や体型、背番号など1ついじるたびに12秒の読み込みが入るようになってくる(*4)。 各選手に能力値は設定されているのだが、ストーリーモードでは一切確認できない。 BGM音量が大きすぎる。 これによりキャラの台詞が聞こえにくい。にもかかわらず、音量を調節することはできない。 評価点 前作と異なり、ストーリーはフルボイスである。 ストーリーモードのクリア自体は普通にプレイしていれば2時間程度でできるので、クソゲーとしては苦痛度が低い方。 ゲーム中のBGM全般は良質で、作品の雰囲気に合った曲調もあり評価は高い。 しかし、試合中のBGMは長い試合時間に対して同じものが延々と流れる上、試合数に見合ったバリエーションなどは一切無いのですぐに飽きが来る。 ちなみに作曲は元フロム・ソフトウェア所属の南亜矢子。スタッフロールに表記はないが、氏本人の公式サイトで公表されている。 総評 KOTYどころか10年に1度のクソゲーにも匹敵する、伝説と化したクソゲー。 元々キャラゲーというジャンルは、ゲームの内容よりも原作再現度が重視されやすいことに加え、予算的な問題や原作が旬の内に売り出す必要があるなどの諸事情も相まって良作が生まれ難いという土壌があり、歴史的にもクソゲーの割合の方が多いジャンルである。 それでも、出来が悪くとも確固たる原作愛さえ込められて入ればファンから評価してもらえるものだが、本作はゲームの出来はおろか原作にすら近づいていない。 ある意味キャラゲー屈指のクソゲーと言って過言ではない作品であるが、その余りの出来の悪さが笑いに転化されており、『デスクリムゾン』と同じ様に一周回って愛される、伝説的な立ち位置に輝いていると言っていいだろう。 その後の展開 「MAJOR」のゲームは単体ではこれ以降出ていない。 「他作品と合同」ならば例があるほか、「他のタイトルにコラボ扱いで客演」も『実況パワフルプロ野球』(スマートフォンアプリ版)とそのコンシューマー(PS3/PS4/PSV)移植版である『実況パワフルプロ野球 サクセススペシャル』でそれぞれ実装されている。 また『実況パワフルプロ野球2018』では、ついに本編の1モードに登場した(*5)。こちらはさすがのパワプロブランドと言うべきか、完成度は高い。 余談 タイトル冒頭の「MAJORDREAM」は、原作「MAJOR」の関連作品に決まって冠されていたフレーズ(*6)。 動画やレビューサイト等では大抵省かれて紹介されるが、パッケージ背表紙やロゴにある通り、この部分を含んだタイトルが正式名称である(任天堂公式サイト)。 説明書では漢字に振られたルビが「 十字 (じょうじ)キー」「 決 (けっ)める」と誤植されており話題になった。 KOTYスレではこの誤植をもとに、バグによって後ろを向いてしまったゲーム中の主審に「ジョージ・ケツメル」というあだ名がつけられた。 ファミ通のクロスレビューでは4/4/4/3の計15点を記録した。 2008年クソゲーオブザイヤー据え置き部門では『ジャンライン』を抑え大賞を受賞した。 2020年、本作のRTA(リアルタイムアタック)に挑んだプレイヤーにより『ストーリー最終戦直前のセーブデータがある状態で、特定のセットアップを行った直後に「はじめから」を選ぶと、いきなり最終戦からプレイを開始できてしまう』というバグが発見された。 この発見により、バグ使用を厭わず本編最速クリアを目指す場合の最短タイムは(元手となるセーブを用意する時間を除き)4分未満(2020年12月時点)となる。 ゲームイベント「RTAinJAPAN 2021SUMMER」では今作のRTA並走レースが採用され、3人の走者による熱いレースが行われた。 バグによるWii本体破損の危険性も加味して本体を複数準備する万全の体制で開催されたが、特に目立ったバグも起こらず無事に3人とも完走している。 + 当時の広告 代表的なバグ画像 + 未知の光景1 + 未知の光景2 + 首反転画像(閲覧注意)
https://w.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1383.html
週刊ファミ通 概要 クロスレビュー クロスレビューの信憑性が疑われる例 最高点を記録したソフト 最低点を記録したソフト 低得点を記録したその他のソフト 蛇足 歴代優良ソフト1500上巻・下巻 あのゲームが失敗した理由 大丈夫。ファミ通の攻略本だよ。 ピース電器店抗議騒動 第45話の内容 騒動の経過とその後 ファミ通アワード 余談 概要 KADOKAWA(エンターブレインブランドカンパニー)から毎週木曜日に発売されているゲーム雑誌。もともとは一般向けパソコン雑誌『ログイン』(現在は廃刊)の1コーナーであったビデオゲーム通信(*1)の更に1コーナーだったが、ファミコンブームで情報量が大幅に増えたことをきっかけに、1986年に隔週刊行誌『ファミコン通信』として独立した。1991年7月26日号に週刊化し『週刊ファミコン通信』に改称。その当時は週刊のゲーム雑誌は唯一であった。1996年1月5日・12日合併号から『週刊ファミ通』と誌名を改称。「ファミ通」という呼称は「ファミコン通信」の略として編集部自らが誌上で使っていたもの。名称を変更したのは、「ファミコン現役期は当に過ぎているのに「ファミコン」の名が表示されているのは違和感がある」という理由であった(*2)。 ファミ通の創刊当時から現在に続く特色として「ゲーム業界速報誌」という立ち位置がある。多くの雑誌がゲームの攻略記事や新作のスクープ中心だったことに比べて、メーカーやクリエイター、販売店などにもスポットを当てて「ゲーム業界」そのものを扱ったのは、創刊当時は他のファミコン雑誌にはない奇異な立ち位置でもあった。また、かつての本誌は速報性と同時に雑誌独自企画でも勝負するスタイルであった。週刊化記念号の表紙を飾った迷言「ウッドボール」(*3)に見られるようなおバカ路線が強く、数々のバカ企画を中心とした構成であったことは、当時を知らない読者には信じ難いだろう(*4)(*5)。創刊25周年記念号(2011年7月21日号)では、かつてのバカ企画を再録した小冊子「バカ通」が付録につくなど、編集部自身も昔のファミ通が今より企画主義だったことは認識しているようだ。このようなバカ企画の色が薄くなったのは『ファミコン通信』から『ファミ通』に変わった時期と被るため、雑誌の方向性の舵とりをきりなおすことを企図して誌名を変更したのだとも推測できる。 現在では最も販売部数の多いゲーム雑誌となり、一般書店はもちろん大手のコンビニでも普通に売られているほどのメジャー誌で、現在のメインコンテンツは販売部数を武器とした「スクープ」(という名の政治的取引)と新作ソフトを評価する「クロスレビュー」(後述)の二つで、特にクロスレビューはゲームショップや家電量販店で新作ソフトの棚に宣伝の一部として貼られることがあるなど一定の影響力を持つ。また『メタルギアソリッド ピースウォーカー』では「ファミ通の発売に合わせてゲームの発売日が木曜日に固定された」との話もありメーカー側も切っては切れない関係になっている。(実際ドラクエやポケモンを除いてゲームの発売日は木曜日である) それ故に近年は、「赤だけかな最悪は」「FFだから厳しく書いた」などの問題発言や、クロスレビューの高得点化などに批判が寄せられることが多く、3DS発売直前なのにSCE特集を行うなど、状況を無視した特集も見かける。 本Wikiでもクロスレビューの評価が引用されるなど関わりが深いが、ゲームを総合的に扱う雑誌だけに『ファミ通』自体もクソゲーと浅からぬ縁を持っている。以下の項ではそんな『ファミ通』とクソゲーの因縁について紹介しよう。 クロスレビュー ファミ通の定番コーナーの1つで、発売前の新作ゲームを4人のレビュアーが10点満点で点数を付け批評する。4人のレビュアーは毎週交代する。レビュアー4人の総得点が30点以上に達すると、「殿堂入り」の称号が与えられる。殿堂入りにもランクがあり、「シルバー」(30、31点)・「ゴールド」(32~34点)・「プラチナ」(35点以上)の3つに分類される。しかし、有名シリーズの最新作や前評判の良いゲームに対して過剰な高得点を付ける(*6)傾向が強く、読者からは「(レビュアーがたった4人では)公平性に欠ける」「信憑性がない」といった批判がある。 その一方で、「点数が低いゲームの評価は信頼性が高い」と良く言われる。これについては、「完成度の高い良質なゲームかどうかは少なくともゲームに慣れる程度は遊ばないと判断できないが、明らかに粗があって出来の悪いゲームはちょっと触っただけですぐ解ることがほとんどだから」と見る意見が有力である。『デスクリムゾン』『ザ・マスターズ・ファイター』『大奥記』(3作品ともにレビュー総得点13点、1人あたり平均3.25点)など、低評価の作品ほど「伝説のクソゲー」として崇められる傾向にある。 なお、事実上の最低点は3点(『修羅の門 (PS)』などで2点が出たこともあるが)のようなので、クロスレビューの点数は12点~40点の間と考えてよい。信頼性が高まるのは24点(平均6点)を切ったあたりから。10点台を獲得していれば申し分ない。 かつての『ファミコン通信』時代は個性的な趣味嗜好を持つレビュアーたちが多く、特定のジャンルに偏見を持ったレビューになりやすかったのも事実で、自分に興味がないジャンルだからという理由で低評価をつけるレビュアーがいたり、その逆にどんなクソゲーにも5点以下をつけない名物レビュアーもいた…架空の人物だったが。場合によっては4人のうちの2人は極端な高評価、あとの2人は極端な低評価、と1つのソフトに真逆の評価がなれることもしばしばあった。 現在はそういう人材も少なく、4人のレビュアー全員が似たような点数をつけ、しかもそれがインフレ化してるという現象だけが目立ってしまっている。また、週に10本以上のソフトをレビューしていることを考えると、とてもじゃないが全部のソフトを最後までプレイできる時間がないのは間違いなく、多くのレビューが所謂ファーストインプレッションに近いものに留まりがちなのは仕方のないところであろう。 クロスレビューの信憑性が疑われる例 国内外で非常に高い評価を獲得しGOTY大賞も受賞している『デモンズソウル』に29点、その『デモンズソウル』が評価を得ると、今度は続編の『ダークソウル』に37点をつけた。 『デモンズソウル』の点数はファンには批判されがちなものの、この作品は万人受けする作品ではない。9/7/7/6と言うレビュアーによって大きく分かれている点数や、6点をつけているレビュアーも「超難易度。魅力はあるが好みが分かれる」と評価していたなど、むしろ「非常に正当なレビューである」と評価する声も少なくない。特にデモンズソウルは死にゲーなのに、死ぬと難易度が高くなるという問題点があった。これは後に「ソウル体なら難易度があがらない」という仕様変更がなされたが、最初期はなかった。アップデートでの仕様変更が容易な現代においては、"アップデートで遊びやすくなる以前の仕様でのレビュー"という点に注意する必要がある。"発売直後の評価としては妥当だが、大型アップデートを挟んだ発売三ヶ月後の評価としては不当"といった事態が起こり得るのである。 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が出るまでかたくなに出さなかった「40点満点」をそれ以降に頻繁に出すようになった。その時期を境にゲームの質が飛躍的に上がったのだという捉え方もできるが、『FFXII』『FFXIII-2』『MH3』『MGS4』など賛否両論が見られるゲームにも満点が出されている(下の一覧も参照)。 『四八(仮)』(*7)、『聖剣伝説4』、『ファイナルファンタジーIV (DS)』など本Wikiでクソゲーもしくはそれに近い扱いを受けているゲームの中に殿堂入りもしくはそれに近い高得点を果たしたゲームが存在する。 バグだらけの『ファイナルファンタジーIVアドバンス』や『カルドセプトサーガ』などを殿堂入りさせてしまった。 エンターブレイン社長・浜村通信氏の登場する広告を出した作品に満点を出し、誤解を招いた。 問題山積みの『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』に満点を与えた(*8)。 PVなどから演出面の事前評価は高かったが、実際のゲームは破綻した格ゲーとしてのバランスやボリューム不足かつ演出も薄っぺらいストーリー、偏ったキャラ選出、そしてフルプライスのパッケージソフトとしては前代未聞のソーシャルゲーム要素など、どう考えても満点が付くような代物ではなかった(*9)。 このように特定タイトルへの肩入れや「殿堂入り」の濫発、身内(特に角川グループ)への贔屓が疑われることが批判の対象になっている。 そのため「クロスレビュー(笑www」という見られ方をされがちだが、話題作の評価があまり信用できないのは本Wikiでも十分に当てはまる。利権が絡まないWikiでさえこの有様なのだから、ゲームに点数をつけるのはやはり簡単ではないのだろう。また上記にもいくつか注釈されている通り、点数がおかしくともレビュー内容に案外的を射た意見(評価点・批判点ともに)が書かれていることも意外とある。とはいえ点数とレビュー内容が乖離してるというのも、それはそれで問題があるが。 最高点を記録したソフト 40点満点のソフト(2018年10月現在、全25本。) 2017年 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド 2015年 メタルギアソリッドV ザファントムペイン 2013年 ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル グランド・セフト・オートV 2012年 新・光神話パルテナの鏡 龍が如く5 夢叶えし者 2011年 ファイナルファンタジーXIII-2 The Elder Scrolls V Skyrim ゼルダの伝説 スカイウォードソード 2010年 ポケットモンスターブラック・ホワイト Metal Gear Solid Peace Walker 2009年 New スーパーマリオブラザーズ Wii BAYONETTA(X360) モンスターハンター3 ドラゴンクエストIX 星空の守り人 2008年 428 ~封鎖された渋谷で~ Metal Gear Solid 4 Guns of the Patriot 大乱闘スマッシュブラザーズX 2006年 ファイナルファンタジーXII 2005年 nintendogs(3バージョン全て) 2002年 ゼルダの伝説 風のタクト 2000年 Vagrant Story 1999年 ソウルキャリバー(DC版) 1998年 ゼルダの伝説 時のオカリナ 最低点を記録したソフト 過去最低点(総得点12点。2018年9月現在、全3本。) 12点 発売年月日 タイトル 機種 メーカー 点数 備考 据置機 2008年10月23日 プロゴルファー猿 Wii バンダイナムコエンターテインメント 3 3 3 3 レビュー対象となった全作で唯一4点以上がない。 1998年04月02日 修羅の門 PS 講談社 3 3 4 2 据置機用ソフトで初の12点。2点も一人いる。 携帯機 1998年03月13日 パチンコCR 大工の源さんGB GB 日本テレネット 5 2 3 2 クロスレビュー史上初の12点。二人に2点を付けられた。 低得点を記録したその他のソフト + りどみ ※調査方法と注意事項について 検索ワードを「"15点" 1992年 ファミ通クロスレビュー site www.famitsu.com/cominy/?m=pc a=page_h_title title_id=」や「"16点" 1990年 ファミ通クロスレビュー site www.famitsu.com/cominy/?m=pc a=page_h_title title_id=」などに設定してウェブサイト「ファミ通.com」内(Google検索に対応)で検索し、ヒットした作品の一覧表です。 この手法でも検索結果として表示されない作品がいくつか存在するため、完全なる網羅性を保証するものではありません(*10)。あくまでも一つの目安として自己責任でご利用ください。 作品タイトルについては「ファミ通.com」で登録されている名称をそのまま用いています。このため「ゲームカタログ」の記事名とは異なるものがいくつかあります。例:『MAJORDREAM メジャーWii パーフェクトクローザー』 いくつかの作品ではメーカー表記が抜けている物があり、それらについては作成者の方で適宜補っています。また機種依存文字や環境依存文字についても同様の修正を施しています。ご了承ください。 「発売日の降順→作品名の五十音順」にソートしてます。データは2018年9月現在ものです。 16点は該当作品数が多いので、region開封時は注意してください。ちなみに17点以降は該当数が優に100本を超えます。 - 13点 13点 発売年月日 タイトル 機種 メーカー 据置機 2008年06月05日 大奥記 PS2 グローバル・A・エンタテインメント 2000年08月03日 SIMPLE 1500 シリーズ Vol.33 THE 卓球 PS ディースリー・パブリッシャー 1998年01月08日 バトルマスター PS たき工房 1997年11月20日 ザ・マスターズファイター PS シネマサプライ 1996年08月09日 デス クリムゾン SS エコール 1992年02月14日 港のトレイジア MD RIOT・日本テレネット 携帯機 1999年08月26日 サッカーやろう! ~チャレンジ・ザ・ワールド~ WS ココナッツジャパンエンターテイメント 1994年12月23日 インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 GB ココナッツジャパン 1992年11月27日 元気ばくはつ ガンバルンガー GB トミー 1992年08月07日 バーサスヒーロー 格闘王への道 GB バンプレスト 1992年03月27日 チキチキマシン猛レース GB アトラス 1991年12月28日 絶対無敵ライジンオー GB トミー 13点内訳 据置 6本 携帯 6本 合計 12本 - 14点 14点 発売年月日 タイトル 機種 メーカー 据置機 2008年07月31日 北京オリンピック2008 PS3 セガゲームス 2007年08月30日 SIMPLE 2000 シリーズ Vol.120 THE 最後の日本兵 ~美しき国土奪還作戦~ PS2 ディースリー・パブリッシャー 2007年02月15日 アップルシード エクス PS2 セガゲームス 2006年08月03日 SIMPLE 2000 シリーズ Vol.102 THE 歩兵 ~戦場の犬たち~ PS2 ディースリー・パブリッシャー 2005年09月08日 SIMPLE 2000 シリーズ Vol.83 THE 昆虫採集 PS2 ディースリー・パブリッシャー 2000年03月30日 SIMPLE 1500 シリーズ Vol.25 THE 競馬 PS ディースリー・パブリッシャー 1999年11月18日 SIMPLE 1500 シリーズ Vol.19 THE すごろく PS ディースリー・パブリッシャー 1997年12月11日 セロファーンズ PS ナインライブス 1993年12月10日 なかよしといっしょ FC ユタカ・バンダイ 1992年10月23日 機動警察パトレイバー ~98式起動せよ!~ MD マーバ 1992年09月11日 F‐1チームシミュレーション プロジェクトF PCE レーザーソフト 1992年06月26日 ジェノサイド PCE ブレイングレイ 携帯機 2017年05月10日 Galaxy Blaster 3DS 賈船 2001年09月07日 全日本少年サッカー大会 めざせ日本一! GB サクセス 1996年11月22日 パンツァードラグーンMini GG セガ 1996年09月27日 ストリートレーサー GB ユービーアイソフト 1994年06月24日 アダムスファミリー GG アクレイムジャパン 1994年06月24日 ロボコップ3 GG アクレイムジャパン 1992年10月16日 馬番倶楽部 GB ヘクト 1991年12月27日 ジャンケンマン GB メサイヤ 14点内訳 据置 12本 携帯 8本 合計 20本 + 15点 15点 発売年月日 タイトル 機種 メーカー 据置機 2008年12月11日 MAJORDREAM メジャーWii パーフェクトクローザー Wii タカラトミー 2007年11月15日 マネーすごろく カブコロ PS2 アーテイン(ERTAIN) 2007年09月13日 メガゾーン23 青いガーランド PS3 コンパイルハート 2007年04月26日 SIMPLE 2000 シリーズ Vol.117 THE 零戦 PS2 ディースリー・パブリッシャー 2005年12月22日 SIMPLE 2000 シリーズ Vol.94 赤ちゃんぴおん! ~Come On Baby~ PS2 ディースリー・パブリッシャー 2005年11月03日 高速機動隊 ~ワールドスーパーポリス~ PS2 ジャレコ 2003年04月03日 SIMPLE キャラクター 2000 シリーズ Vol.17 戦闘メカ ザブングル THE レースインアクション PS バンダイディースリー・パブリッシャー 2000年12月07日 ベースボール プロ並み草野球! PS メディアギャロップ 1999年08月05日 めざせ! エアラインパイロット PS トワイライトエクスプレス 1999年02月25日 ドリームサーカス PS テイジイエル 1997年03月28日 覚悟のススメ PS トミー 1996年08月30日 イエロー・ブリック・ロード PS アクレイムジャパン 1996年04月26日 パチパチサーガ PS ティー・イー・エヌ研究所 1994年04月15日 バトルファンタジー MD マイクロネット 1993年12月10日 伊賀忍伝 凱王 PCE 日本物産 1993年11月26日 RPG人生ゲーム FC タカラ 1993年11月26日 アルシャーク MD ポリドール 1993年07月09日 仮面ライダーSD 出撃!! ライダーマシン SFC ユタカ・バンダイ 1992年10月22日 トップストライカー FC ナムコ 1992年09月22日 エグザイルII ~邪念の事象~ PCE RIOT 1992年06月19日 まじかる☆タルるートくん2 まほうだいぼうけん FC バンダイ 1992年05月29日 アイルロード MD ウルフチーム 携帯機 2017年05月17日 BRICK RACE 3DS 賈船 2007年03月01日 妖逆門 ‐ばけぎゃもん‐ アヤカシ・ファイティング NDS タカラトミー 2003年07月25日 わんニャンどうぶつ病院 ~☆動物のお医者さん育成ゲーム☆~ GBA TDKコア 2002年11月29日 彼岸花 GBA アテナ 2001年07月01日 波乗り野郎! (ニンテンドウパワー書き換え版) GB ナツメ 2000年03月10日 プロ野球シミュレーション ポケットプロ野球 GB エポック社 1999年03月12日 甲子園ポケット GB 魔法 1998年03月20日 ドラえもんカート GB エポック社 1997年11月21日 コレクションポケット GB ナグザット 1995年12月27日 忍たま乱太郎GB GB カルチャーブレーン 1995年11月24日 Jリーグ ビッグウェイブサッカー GB トミー 1995年10月27日 ジャッジ・ドレッド GB アクレイムジャパン 1995年10月27日 バットマン フォーエヴァー GB アクレイムジャパン 1995年10月27日 フォアマン フォー リアル GB アクレイムジャパン 1995年09月15日 キャプテン翼J 全国制覇への挑戦 GB バンダイ 1995年06月30日 スーパーパチンコ大戦 GB バンプレスト 1994年10月28日 TVチャンピオン GB ユタカ 1994年09月16日 スーパーストリート バスケットボール2 GB バップ 1994年07月29日 ワールドカップ USA 94 GB SUNSOFT 1993年12月22日 ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ! 全員集合 GB テクノスジャパン 1993年08月20日 仮面ライダーSD 走れ! マイティライダーズ GB ユタカ 1992年12月25日 ゼノン2 GB PCM・コンプリート 1992年12月18日 クニちゃんのゲーム天国 パート2 GG セガゲームス 1992年10月23日 アダムスファミリー GB ミサワエンターテインメント 1992年05月22日 ひょっこりひょうたん島 ひょうたん島の大航海 GG セガゲームス 15点内訳 据置 22本 携帯 25本 合計 47本 + 16点 16点 発売年月日 タイトル 機種 メーカー 据置機 2008年08月28日 魔人探偵脳噛ネウロ バトルだヨ! 犯人集合! PS2 コンパイルハート 2008年07月31日 北京オリンピック2008 X360 セガゲームス 2008年07月03日 アッコでポン! ~イカサマ放浪記~ Wii サクセス 2008年03月06日 プレイグラウンド ~公園であそぼう!~ Wii エレクトロニック・アーツ 2007年10月25日 SIMPLE Wiiシリーズ Vol.2 THE みんなでバス釣り大会 Wii ディースリー・パブリッシャー 2007年06月14日 ネギま!? ネオ・パクティオーファイト!! Wii マーベラス インタラクティブ 2007年05月31日 リバーライドアドベンチャー フィーチャリングサロモン PS2 レッド・エンタテインメント 2007年03月22日 ミスト・オブ・カオス PS3 アイディアファクトリー 2006年08月10日 SIMPLE 2000 シリーズ Vol.105 THE メイド服と機関銃 PS2 ディースリー・パブリッシャー 2005年10月31日 SIMPLE 2000 シリーズ Vol.88 THE ミニ美女警官 PS2 ディースリー・パブリッシャー 2004年01月29日 SIMPLE 2000 シリーズ Vol.44 THE はじめてのRPG ~伝説の継承者~ PS2 ディースリー・パブリッシャー 2002年05月23日 SIMPLE 1500 シリーズ Vol.95 THE 飛行機 PS ディースリー・パブリッシャー 2001年09月06日 みんなの飼育教室 クワガタ編 PS ダイナ 2000年10月26日 SuperLite 1500 シリーズ クレージーバルーン2000 PS サクセス 1999年12月22日 鬼眼城 PS 講談社 1998年12月17日 ファイティング アイズ PS ポニーキャニオン 1998年09月17日 スポーン ザ エターナル PS ハドソン 1998年02月19日 ファンタスティック・フォー PS アクレイムジャパン 1997年05月30日 グリッツ ~ザ・ピラミッド・アドベンチャー~ PS 三洋電機 1997年04月11日 スタンバイ セイ ユー! PS ヒューマン 1996年11月22日 ボイスパラダイス エクセラ PS アスク講談社 1996年10月25日 ピンボール ファンタジーズ デラックス PS バップ 1996年09月13日 ライズ オブ ザ ロボット2 PS アクレイムジャパン 1996年06月28日 レース ドライビン ア ゴー! ゴー! PS タイムワーナー インタラクティブ 1996年06月21日 極 大道棋 ‐詰むと詰まざるや‐ PS 毎日コミュニケーションズ 1996年06月21日 対決 るみ~ず! メルヘンランド PS オクタゴンエンタテインメント 1996年04月26日 スーパーパワーリーグFX PCFX ハドソン 1996年03月01日 機動戦士Zガンダム AWAY TO THE NEW TYPE SFC バンダイ 1995年01月20日 コズミックレース ~for the locked up planet~ PS ネオレックス 1994年12月16日 ナイジェルマンセル・インディカー MD アクレイムジャパン 1994年12月03日 熱血親子 PS テクノソフト 1994年07月29日 シャドー・オブ・ザ・ビーストII 獣神の呪縛 MD ビクターエンタテインメント 1994年03月25日 ファンタシースター 復刻版 MD セガゲームス 1994年01月28日 格闘覇王伝説アルガノス PCE インテック 1993年12月17日 ブギウギ・ボーリング MD ビスコ 1993年10月29日 GALAXY刑事 GAYVAN PCE インテック 1993年04月28日 ゴリラーマン FC ヨネザワPR21 1993年03月19日 カジノダービー&スーパービンゴ FC ヨネザワPR21 1993年03月19日 ジム・パワー PCE マイクロワールド 1993年01月29日 スーパービックリマン SFC ベック 1992年12月25日 グレイトバトルサイバー FC バンプレスト 1992年11月20日 コロンブス ‐黄金の夜明け‐ FC トミー 1992年09月12日 SD機動戦士ガンダム V作戦始動 SFC エンジェル 1992年08月28日 ベイビー・ジョー ザ・スーパーヒーロー PCE マイクロワールド 1992年08月07日 フリントストーン The Rescue of Dino&Hoppy FC タイトー 1992年06月26日 ターミネーター2 FC パック・イン・ビデオ 1992年04月24日 エキサイティングラリー FC 科研 1991年12月20日 アスミッくんランド FC アスミック 1991年12月20日 アンタッチャブル FC ALTRON(アルトロン) 1991年12月13日 スパイラルウェーブ PCE メディアリンク 1991年07月19日 ダイ・ハード FC パック・イン・ビデオ 1990年11月02日 クロスファイヤー FC 九娯貿易 1990年02月06日 もっともあぶない刑事 FC 東映動画 携帯機 2007年04月26日 スーパーブラックバス ~北半球を釣る~ NDS スターフィッシュ・エスディ 2007年02月08日 NEWレインボーアイランド ハーディガーディ大冒険!! PSP マーベラス インタラクティブ 2004年11月19日 ファインディング・ニモ 新たなる冒険 GBA ユークス 2004年03月05日 対決! ウルトラヒーロー GBA ジョルダン 2003年12月05日 学園戦記ムリョウ GBA エム・ティー・オー 2001年04月27日 X-MEN ミュータント アカデミー GB サクセス 1999年04月23日 トップギア・ポケット GB ケムコ 1998年09月10日 モータルコンバット&モータルコンバットII GB アクレイムジャパン 1998年06月26日 日本代表フランスでがんばれ! Jリーグサポーターサッカー GB J・ウイング 1998年05月22日 日本代表チーム 栄光のイレブン GB トミー 1998年03月06日 頭文字D外伝 GB 講談社 1997年12月04日 がんばれゴエモン ~黒船党の謎~ GB KONAMI 1997年10月17日 プリクラポケット 不完全女子高生マニュアル GB アトラス 1997年08月12日 マッハGoGoGo GB トミー 1996年02月29日 クマのプー太郎 宝さがしだ 大入りゲームバトル! GB タカラ 1995年12月22日 P‐マン GB ケムコ 1995年10月20日 ハイパーブラックバス 95 GB スターフィッシュ 1995年04月28日 Jリーグ ライブ95 GB エレクトロニック・アーツ・ビクター 1995年01月27日 バトルクラッシャー GB バンプレスト 1994年10月14日 ザ・心理ゲーム ~大阪編~(*11) GB ヴィジット 1994年07月29日 バートワールド GG アクレイムジャパン 1994年04月22日 フィジェッツ GB ココナッツジャパン 1994年03月25日 剣勇伝説YAIBA GB バンプレスト 1994年02月11日 バーチャルウォーズ GB ココナッツジャパンエンターテイメント 1993年09月24日 エイリアンVSプレデター GB アスク講談社 1992年08月07日 クイズ世界はSHOW by ショーバイ!! GB タカラ 1992年04月24日 ミグレイン GB アクレイムジャパン 1991年10月25日 ドラゴンズ・レアー GB EPIC・ソニー 1990年10月05日 うぉ~ズ GB トーワチキ 1990年04月20日 ポパイ GB シグマ 16点内訳 据置 53本 携帯 30本 合計 83本 蛇足 ファミ通にはクロスレビューのほかに読者投稿のレビューもあるのだが、この内容がどうにも馬鹿馬鹿しい。 1.「対戦モードがない」という理由で×→『逆転裁判』 2.「前と変わってない」という理由で×→『夢の泉DX』 こんなもん掲載するなと言いたいが、ひょっとしたら阿呆な読者レビュアーに対する晒し行為なのかもしれない。 クロスレビュー関係には黒い噂が多く、例えば 「100万円払えば(レビューの点数が)1点上がる」 「クロスレビューまでメーカーチェックが必須にされている(点数も記載した状態で)」 等があげられる。なお、この件に関しては後に増刊号である『ファミ通Bootleg』にて鈴木みそ氏の漫画【あんたっちゃぶるなう。】内でまさかの浜村社長本人に質問していた。結果は「僕はもう現場じゃないから分かりませんが、働いてないと思いますよ」という何ともあいまいな回答であった。それどころか捉え方を変えれば【過去にはあった】と思われかねない発言である。 歴代優良ソフト1500上巻・下巻 ファミ通No.1111(2010年4月1日号)・No.1112(2010年4月8日号)の特別付録。クロスレビュー殿堂入りの作品を中心に歴代ハードで出された「優良ソフト」を紹介するというもので、上巻ではFC・PCE・MD・GB・SFC・SS・PS・NG・N64・DC・WS・PS2の815本、下巻ではGBA・GC・Xb・DS・PSP・X360・PS3・Wiiの690本が掲載された。 タイトル数と殿堂入りのソフトの多さでは、PS2がタイトル数1997本 殿堂入り393本と断トツで、次点がPSのタイトル数2635本 殿堂入り130本。なお、殿堂入りが無いハードのソフトも存在している(GGのタイトル数184本 殿堂入り0本)。 任天堂のハードはファミコン通信時代にレビューがないFCソフトもあるので除いても、タイトル数が最も多いSFCが1407本 殿堂入り55本。最も差がないのが、DSのソフト数887 殿堂入り152本。 また、この中にはミリオンを出した伝説のクソゲー『燃えろ!!プロ野球』、2004年KOTY大賞の『ゼノサーガ エピソードII 善悪の彼岸』、2005年KOTY大賞の『ローグギャラクシー』、バグだらけのクソゲー『ファイナルファンタジーIVアドバンス』、2006年KOTY大賞の『ファンタシースターユニバース』なども見られる。 歴代の名作ソフトを眺めながら当時の思い出に浸る…というのもまあアリだが、主流ハードの動向や上述のクロスレビューの「傾向」を踏まえながら読むと感慨深いものが味わえるはずだ。 伝統的に主流ハードの点数は甘く、非主流ハードの点数は辛い。例えば『悪魔城ドラキュラX(PCE)』は9/6/7/6と低得点なことなど。 あのゲームが失敗した理由 2009年7月10日号の特集企画。「レビューで低得点を記録し実売も振るわなかった4作品を取り上げ製作者から話を聞く」というもので、直接ではないがクソゲーないしそれに準じる作品の関係者を晒し上げるというファミ通では珍しい企画内容に注目が集まった。コンスタントに同様の企画を行うことが期待されたが、現在のところ2回目は行われていない。 紹介された作品 『黄金の絆』『ウィンディ×ウィンダム』『戦国天下統一』『戦国絵札遊戯 不如帰-HOTOTOGISU-乱』 大丈夫。ファミ通の攻略本だよ。 かつてファミ通ブランドの攻略本の帯についていた謳い文句。「ファミ通責任編集」の文字が並ぶこともある。しかし、実際には誤植や攻略法の明らかなミスが多く、『FFT大全』やPS版『真・女神転生』の超絶級の誤植の多さはもはや伝説の粋に達しているといえる。 これらによって「大丈夫 ? ファミ 痛 の攻略本だよ ? 」と揶揄される事がある。近年はWeb上の各種攻略サイトからの転用がいくつか発覚しており、倫理的にも「大丈夫?」と問いたくなるケースも。 どうも直しを行う際に受け取ったのは「仮組み」と言われて渡された校正紙のみだったとか「杜撰な原稿管理がカジュアル化されているのが原因」というか、そこにしか原因はなさそうだが。 参考資料 ピース電器店抗議騒動 1997年、当時週刊少年チャンピオンで連載されていた『おまかせ!ピース電器店』(能田達規著)の第45話の内容に対し、ファミ通編集部が同誌編集長宛に内容証明郵便で即日抗議を行い、該当回が単行本に未収録となった事件があった。 第45話の内容 一見、街の普通の電器屋さんにしか見えないピース電器だが、実は一家そろって大企業にも負けない技術力を持つ。この話は同家の長男とその妹が人気のゲームハード「バミコン」でゲームを作って見せたところから始まる。 2人はゲームのできが良かったことから正規に売り出そうとするが、売れ行きが非常に悪い。原因を探ると、人気ゲーム雑誌「バミ通」が極端な低評価をつけていたこと、さらにゲーム発売から2週間後に自分たちの作品を丸々コピーしたようなソフトが発売されこちらは絶賛されていたことが分かる。そのソフトは主人公をライバル視する相手が出したものであり、「バミ通」の出版元でもあり資金力のあるその人物は、様々なメディア展開を活用して売り込んでいたのだ。 早速抗議する主人公だが、「結果がすべて」と一蹴される。そこで次に出すソフトで勝負をつけることにし、ソフトが完成すると「バミ通」以外では唯一ゲーム雑誌を出している「アクセク出版」へと作品を持ち込み、独占紹介の確約を取り付ける。また、ゲーム雑誌を読まないであろう女子高生への口コミ宣伝を行った。これが功を奏し、社会現象化するほどの大ヒットとなる。 これに対し「バミ通」は前回以上の低評価を行ったが、それが逆効果となってスポーツ新聞にまで不信を書き立てられ、部数を大きく減らすことに。これが後追いとなってか、主人公たちの作ったゲームの売り上げはさらに伸び、ついにゲーム大賞を受賞する。 騒動の経過とその後 「バミ通」もそうだが、「アクセク出版」もアスキーを離脱した面子が立ち上げ競合した「アクセラ」をもじったものであり、皮肉としてはかなりのものではある。(*12)また、作者は元々ファミ通漫画賞デビューであり、少し前まではアスキー系雑誌で連載を持っていた人物であることも気に入らなかったのであろう。 内容が内容だけに不快感を感じるのは仕方ないが、「即日抗議」というあまりに素早い対応であったことから、当時は「大人気ない」という意見が多かった。また、後日『ゲームラボ』で特集された際には「洒落が通じない」と締められている。 更にはこの事件がネットで拡散された事もあり、ピース電気と言えば45話と言うほど有名になってしまった(アンサイクロペディア談)のが皮肉と言うか何と言うか。ウィキペディアでさえ(欠番理由は憶測に過ぎないので)本文での明記は無いが関係記事へのリンクが貼られている。 ちなみに、『おまかせ!ピース電器店』自体は特に連載に影響を受けることなく、2001年まで長期連載を続けた。また、作者の能田氏はこの後に執筆したサッカー漫画がファンから大きな支持を受けた事をきっかけに、サッカー関係の仕事を中心に活動するようになった。 そして、一応は和解したのか部署が違うから気にしないと言う事なのか、同じアスキー(*13)が出版するテックウィン2001年9月号では特集の挿絵に能田氏が採用されている。 一方、ネタにされたファミ通の問題が改善したかと言えば…むしろ悪化している。作品にちりばめられたネタのいくつかはその後のゲーム業界ならびにファミ通の問題を予見していたが、一つだけはっきりと外れてしまったことがある。それはファミ通における満点の価値の異常な低下(*14)。まさに想像の斜め上の事態だったといえるだろう。 ファミ通アワード 読者からの投票や販売本数、話題性などをもとにその年に発売されたゲームソフトから秀逸なソフトやゲームクリエイター・制作会社などを選んで贈られる賞。2005年から始まった。ただ、初回のゲーム・オブ・ザ・イヤーの1つが『キングダムハーツII』だったりするなど、選考には疑問が残る。なお、任天堂及び同社の宮本茂氏・マリオについては、2008年度は前年度に受賞したこと、2009年度以降は殿堂入りしたことを理由に投票対象外となっている。 余談 2011年当時は妙に奇行が多かった。例えば…。 オススメのゲームはFF14 一通り騒ぎ切って落ち着いた後とはいえ、あれだけ世間を騒がせたのに言い切るとは大した度胸。 投稿サイトで見かけた「あきまん」(∀ガンダム、ストリートファイター等で有名で当然現在も活動中。なのにそうと知らず…)を二束三文で雇おうとした挙句、その事実が一般に漏洩する。 「KONAMI」を「KONMAI」と書く。 これ自体はコナミ自身が自社製品でしてしまった誤植なのだが、他社が誤植するのは流石に問題と言わざるを得ない。 「戦国無双BASARA3宴」とこれでもかというくらい誤植を連発する。 戦国BASARAシリーズは元々は戦国無双の露骨なパクリゲーと言われており、戦国無双ファンの中には戦国BASARAシリーズを嫌っているユーザーも少なくないため、いろいろな意味で危険。
https://w.atwiki.jp/jewelry_maiden/pages/802.html
愛していた…… 私は……間違いなくマスターを愛していた…… だから……他の人の手にかかってマスターを失うことが耐えられなかった…… 勇敢なマスターと優しい婦人と可愛らしい子供たち。 ほがらかな使用人さんたち。 目に見える全てが幸せに彩られていた。 でも…… 人の気持ちは移ろいやすく、勇敢だったマスターは傲慢になり……。 優しい婦人は嫉妬の炎に心を焼かれ……。 可愛らしかった子供達は成長し、親とは違う道を選び……離れていった……。 陽気で朗らかだった使用人さん達は、一人、また一人と去っていき…… 居残った数少ない使用人さんたちでさえ、いがみ合い、憎しみあっていった……。 領地の整然とした綺麗な街並みは死臭の漂う危険な街に姿を変え、 人々のフラストレーションは澱のように積み重なっていった。 外に出ることを禁じられ、城の中で過ごす毎日。 澱んだ空気の中で、息の詰まるような生活。 唯一の慰めだったマスターと二人で育んだ庭園は手入れされることも無く 荒れていくだけ。 もう、私の世界から全てが色を失っていった……。 そんな日々に嫌気が差し……姉妹と過ごした懐かしい庭園に帰ろうと思った矢先、 私の目に鮮やかな炎の色が飛び込んできた。 マスターと執事さんの怒声が聞こえる。 「レヴォルト(暴動)か!?」 「旦那様、レヴォルト(暴動)ではございません。レヴォリューション(革命)ですぞ!」 か く め い……? 領民が門を打ち破り場内へと流れ込んでくる。血に染まった農具をかかげ、 炎をまとってなだれ込んでくる。 死。 あまりにも明確な死が迫ってくる。 マスターっ! 略奪を行う領民から逃れ、マスターのもとへと走る。 いたっ! マ、スター? そこには、かつて領民に愛された勇敢なマスターはいなかった。 返り血を浴び、血脂で汚れた剣を振るい。 苦楽をともにした領民を切り伏せる男。 狂気に満ちた笑みを浮かべて殺戮を行う獣がいた。 マスターの目が私を捉える。怖い……でも、動けない……。 「ま、マスター?」 「無事だったか。大丈夫か? 酷い事されてないか?」 「私は大丈夫です。マスターは?」 「ああ、俺は大丈夫だ。血は全て返り血だ。まだ、腕は鈍ってない」 「でも、この人たち……」 「俺を殺そうとしたからな。しかたあるまい。殺さねば、殺されていた」 「でも……でも……」 「言うな。長年の恩を忘れて主人に噛み付く犬など必要ない。私が生きていれば再興など容易いことだ」 「私が嫁いだマスターは、優しいかたでした。慈悲深く、領民であれば誰であれ 分け隔てなく話しに耳を傾けるかたでした。紛争が起きれば戦うよりも先に 剣を治める方法を模索し、誰もが悲しむことの無い様に働くかたでした。 平和を愛し、家族を愛し、私を愛してくれるかたでした。 いまの貴方は、私のマスターじゃない! 返して下さい。 返して……私のマスターを返してっっ!!」 「お前……お前まで、そんなことを言うのか……。俺に逆らうと言うのか……。 残念だ……。残念だが、そんなお前を許しておくわけにはいかないのだ。 俺は……もう、戻れないんだ……」 マスターが剣を振り上げて向かってくる。 動けない私は目をそらすことなく彼を見つめていた。 彼は泣いていた。 彼の涙に気がついた刹那、視界を何かが通り過ぎた。 もんどりうって彼が倒れる。 胸に突き立つ矢。 暴徒が放った矢が、私の命をつないだ。 倒れた彼を見て沸き立つ暴徒たち。破壊と略奪に拍車がかかる。 彼の死を確かめようと何人かが向かってくる。 ああ……マスターっ! 気が付いた時には、私はマスターを引きずりながら歩いていた。 向かう先には、かつて私が育った庭園がある。 かすかに息のあるマスターを そこに連れて行き もう一度、この人とやり直すことができれば…… 痛みに呻くマスターが咳き込み、血を吐く。傷は……浅くない……。 「マスター、少し休みます。もう少しですから、頑張って下さいね」 「……なぜ助ける?」 「貴方は、私のマスターだからです。私たち宝石乙女はマスターが どのような人物であろうと、マスターを裏切ることは出来ません。 貴方は、私のマスターです」 「……全て失った……。なにもかも……。命まで尽きようとしている…… 俺は……終わった。もう、開放してくれないか?」 「いけません。貴方は、まだ生きています。全てを背負って、私と添い遂げてください。 どのような罪があっても、私も共に背負いますから……生きて……」 涙があふれてきた。止まることなく流れ落ちる。 「泣くな。お前の涙を見ると辛い……。なあ、覚えているか? 俺たち二人で作った花園……。プリムローズが綺麗だったなぁ。 水をやりすぎてご機嫌を損ねたこともあった……」 「夜通し火を燃やして霜を防いだこともありましたね……」 「ああ、お前によく似合う、綺麗な花だった……。俺は、あの花が好きだったなぁ……」 「私が生まれ育った庭園に向かいます。人里から離れたところですから、 傷を癒して余生を過ごすにはいいところです。二人で一緒に、花を育てましょ。ね、マスター」 再び、マスターを担いで庭園へと向かう。人目に触れないように山間を抜けて歩いているので、 思うように進めない。でも、早く行かなきゃ追っ手が迫ってくる。 「止まれ」 「どうしました?」 「これをやる。家宝の短剣だ。いざという時は使え」 「私に武具は扱えません。姉妹のなかには上手な者もいますけど……」 「そういえば、お前は結構な不器用だったなぁ」 「酷いですね……意地悪なマスターですことっ!」 「まあ、怒るな。この先、何があるか分からんからな。持ってみろ。 そう、両手でしっかり持て。腕や手首で使うな。非力なものは、それなりの扱い方をしなければならない。 いいか、相手の目を見据えて、呼吸をはかれ。そう、そうだ。 そして、相手に身体ごと飛び込む。こうやってっ!」 手に嫌な感触が伝わる……。ナニガオコッテイルノ? ますたー? 「がはっ! まったく……急所をはずしたな……不器用なやつだ……止めを刺せっ、早くっ!」 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」 「落ち着けっ、追っ手が迫っている……もう、時間がない。俺を……他の者の手にかけるつもりかっ お前が、俺の罪まで背負うと言うならば、全てを背負うと言うならば、殺れ…… お前の手で……。俺を……救ってくれ……」 頭の中は真っ白だった……ここに来るまでに何度、自我を失っていたのだろう…… 気が付けば私は、目的地だった庭園へとたどり着いていた……。 血で汚れた短剣を握りしめて……。 「最後まで……酷い人……。私はどうすればいいの……」 《二人で育てたプリムローズ、綺麗だったなぁ。俺は、お前によく似合うあの花が好きなんだ》 「いいわ。マスターの好きなお花は、私が育ててあげる。マスターをお花で囲んであげるわ。 時間はたっぷりあるしね。」 庭園に独り佇み、あたりを見渡した。誰もいない……私だけだった…… 姉妹もいない この庭園で、私はマスターの思い出と生きていく。 ただ独りで……いつまでも…… ~名も無き乙女の昔話~
https://w.atwiki.jp/menyandere/pages/13.html
x*乙女ゲ ほぼ全員主人公にヤンデレ 全年齢-15禁 山本勘助「二世の契り」 ラドウ・ドラクレア「プリンセスナイトメア」 プリンス「プリンセスナイトメア」 トゥイードル・ディー&ダム「ハートの国のアリス」 エース「ハートの国のアリス」 ピアス「クローバーの国のアリス」 ペーター・ホワイト「ハートの国のアリス」 加地葵「金色のコルダ2」 南雲薫「薄桜鬼」 有川譲「遙かなる時空の中で3」 宮ノ杜進「華ヤカ哉、我ガ一族」 オーギュスト「エーデルブルーメ」 宝生ともゑ 七瀬瞬「Vitamin X」 御月佐和人「妖ノ宮」 直村琉耶「ひめひび New Princess Days!! 続!二学期」 朝峰涼志「ソラユメ」 兼田侘助「月華繚乱ROMANCE」 逆巻カナト「DIABOLIC LOVERS」 18禁 セイジュ「under the moon」 天宮瀬名「unde the moon」 エヴァンス「いじわるMy Master」 甲斐 聡「月ノ光太陽ノ影」 春日雪斗「ブラザーズ~恋するお兄さま~」 佐倉智哉「らぶどろ」 園村郁人「黒と金の開かない鍵」 須藤透央「黒と金の開かない鍵」 紺野千紘「黒と金の開かない鍵」 蓮井智臣「黒と金の開かない鍵」 小峰竜樹「黒と金の開かない鍵」 谷村慎一郎「銀の冠碧の涙」 日下部ハル「すみれの蕾」 きつねさん「赤ずきんと迷いの森」 斯波純一「蝶の毒華の鎖」 真島芳樹「蝶の毒華の鎖」 オペラ座の怪人「PersonA ~オペラ座の怪人~」 同人ゲーム ジン「the second reproduction」 絢仁「雪割草」 火群「雪割草」 戒人「雪割草」
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2922.html
元気爆発ガンバルガー 【げんきばくはつがんばるがー】 ジャンル アクション 対応機種 ゲームボーイ 発売元 トミー 開発元 さんえる 発売日 1992年11月27日 定価 3,800円(税別) 判定 クソゲー ポイント 前作からまるで成長なしジャンプキックが全てファミ通クロスレビュー13点「何が面白いのか全く分からん」 概要 問題点 評価点 総評 余談 概要 当時放送されていた人気アニメ『元気爆発ガンバルガー』をゲーム化したもの。 横スクロールアクションに対戦格闘風タイマンバトルをミックスしたようなゲーム内容。全3面+ラスボスステージ。 使用する機体はガンバルガー、リボルガー、ゲキリュウガーの3体から選ぶことができる。 通信対戦も可能。 問題点 入力に対する反応が鈍く、動作はもっさりもさもさ。オブジェクトが少ないのに処理落ちも起こす。 ゲームバランスも劣悪で、ひたすらジャンプキックを繰り返すだけでクリア可能。 通常攻撃は敵に当てにくく、飛び道具は隙が大きいので使いにくい。結局ジャンプキックしか使えない。 特殊攻撃で飛び道具が使え、意味はあまり無いが変形も可能なリボルガーやゲキリュウガーに比べ、変形も飛び道具も無いガンバルガーは選択するメリットが皆無。いずれにしろジャンプキッ(r ゲキリュウガーの特殊攻撃はロケットパンチだが、そんな武装は原作に無い。玩具にも無い。 難易度は3段階だが、どの難易度でもジャンプキックなら楽勝、それ以外だと困難なのは不変。 ステージ4に入ると機体がグレートガンバルガーにパワーアップするが、何が変わったのかさっぱり分からないレベル。 特殊攻撃も全然使えない。やっぱりジャンプキッ(ry ステージはたったの5面しかない。1時間もあればクリアできるボリュームである。 ステージ1~3はただの一本道で、穴やダメージ床はおろか、ジャンプで飛び越すべき障害物すらない。そのうえ短い。 ザコ敵は1体ずつしか登場せず、倒さなくてもジャンプしまくってればスルーできてしまう。またほっておいても勝手に逃げ出し、次のザコに交代する。 そうしてザコが5体ほど登場した後にボス戦となり、すぐ終了する。 ステージ4と5にいたっては、始まった瞬間ボス敵と一騎打ちするだけ。 実はガンバルガー自体も元は3体のロボットが合体したものだが、ゲーム中その合体前の3体の姿は登場しない。 ゲーム中でもガンバルガーが変形しないのは、合体後の別形態がないためである。これは原作通りなので問題はない。 番組中盤以降でも、リボルガー、ゲキリュウガーが登場してからは合体後のガンバルガーが主力となっており、他2体とも能力やスケールを合わせるためにも仕方ないとも言えるが…。 イベントグラフィックは微妙に下手で、原作アニメと比べて違和感がぬぐえない代物。 評価点 BGMは前作よりはまともなものが多い。 致命的なバグは特に存在せず、その点に関する心配は必要はない。 総評 ゲームボーイということを考慮してもなお薄すぎるボリューム、崩壊したゲームバランスはクソゲー以外の何者でもない。 そりゃあ13点にもなろうというものである。トミーは『絶対無敵ライジンオー』に続いてまたやらかしてしまった。 翌年、エルドラン3部作の最後を締めくくるような形で『熱血最強ゴウザウラー』が放送されたが、この番組のゲームが出なかったのは幸と言うべきか、不幸と言うべきか。 余談 ファミ通クロスレビューでは貫禄の13点(4/3/4/2)を獲得。その文面も「なにが(どこが)おもしろいのかまったくわからん」「主人公たちの攻撃方法が地味すぎ」「なんていうかこう、作業的な感じがするんだよね」という悲惨極まりないものであった。こちらのサイトでレビュー内容が見られる→「れとろげーむまにあ(跡地)」 余談だがこの週のクロスレビュー担当者には歴代レビュアーの中でも屈指の辛口として有名だったTACOX氏がいる。 ちなみに、『修羅の門 (PS)』が12点、『デスクリムゾン』が13点である。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2852.html
SIMPLE2000シリーズ Vol.82 THE カンフー 【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむはちじゅうに ざ かんふー】 ジャンル アクション 対応機種 プレイステーション2 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ヴァンテアン・システムズ 発売日 2005年7月28日 定価 2,000円(税別) レーティング CERO 全年齢対象 判定 クソゲー ポイント 2005年クソゲーオブザイヤー次点 カメラ・当たり判定・モーションと、何もかも手抜き雑魚は無視、ボスだけフルボッコで万事OK打って変わって凶悪な修行 KOTYゲーム一覧 SIMPLE2000シリーズ 概要 特徴 問題点 評価点 総評 余談 概要 カンフー映画をテーマにした、SIMPLE2000シリーズ後期の3Dアクション作品。 開発のヴァンテアンシステムズはSIMPLE的には『THE スプラッターアクション』のような 良作 を作ったり『THE 戦車』みたいな クソゲー を作ったりと出来不出来の激しいメーカーであるが、本作は完全に 後者の系譜。 通称『THEカンフー』。 特徴 メインとなるストーリーモードにて、4ステージ1セットのシナリオを4種類クリアすることでゲームクリアとなる。 最後のシナリオ「カンフーマスター」のみ、他の3つをクリアしないと出現しない。 それ以外の各シナリオの攻略順は任意だが、ストーリー的にも難易度的にも上から順番にやっていくのが無難。 各ステージの前後には3Dでの一枚絵とボイスによるストーリーが展開される。 ストーリーは全編 広東語のフルボイス である(日本語字幕付き)。 各ステージは共通して、雑魚を倒しつつボスのところに辿り着いてイベントを発生させ、倒せば勝利。 攻撃は○ボタンのみで、最初はパンチ一発しか打てない。ゲームを進めるとコンボの回数が増える。 敵が持っている刀や棍といった武器をドロップすることがあり、拾うと攻撃力が微増、攻撃のモーションも変化する。 道中の壺などに坊主の人形(→少林寺拳法)、徳利(→酔拳)といった武術のモチーフがアイテムとして隠れており、拾うことで一定時間攻撃をその武術のものに変えることが可能。 その他、ジャンプとガードが可能。ジャンプは敵の回避などに割と使う。ガードは……存在意義があまり感じられない。 クリアすると、「(敵を)倒した数」「残り時間」「残り体力」「スーパーモンキー」の各項目をもとに評価点が貰える。 評価点は裏でこれまで全てのものが累計されており、計得点が一定に達する毎に、主人公の基本コンボ数が最大3回まで強化される。 各ステージをクリアすると「修行」としてミニゲームが挟まれる。 ミニゲームは連打系、タイミング系、リズム系など全部で10種類。 結果次第で、主人公の体力/攻撃力/防御力/ZEN力(後述)が増える。 修行はストーリーで行うもののほか、専用の「修行モード」にて個別に実施することも可能。 「スーパーモンキーモード」について 体力ゲージとは別に「ZENゲージ」と呼ばれるゲージが存在しており、各ステージ満タンから始まる。一定量消費することで「スーパーモンキーモード」を発動できる。 ゲージの最大値は前述の修行で増やすことが可能。初期値はスーパーモンキーモード5回分。 発動すると身体が光り、一定時間 無敵+移動速度大幅上昇+攻撃力1.5倍 という非常に強力な効果を得られる。 使用回数を多く残したほうが、前述の「スーパーモンキー」の評価は高くなる。 問題点 最初に名前入力が行われる(デフォ名は「陳港星」)が、 主人公の名前は「成雷」で固定。 どこに反映されているのか分からない。 実はエンドクレジットが映画風で「主人公役=プレーヤー」とやるためだけのもの。 たまにある演出ではあるが、あまりに芸が無く陳腐すぎである。 ストーリーは質・量・演出の3拍子全てが低質。 折角の広東語のボイスだが、大半が明らかに棒読み。 そんなに気にならないキャラもいるが、 肝心の主人公・成雷がダメ。 当たり判定がおかしい。 近づきすぎると当たらなかったり、横にずれていたりする。 結果、明らかに 正面から殴っているのに当たらない ことがザラにある。 雑魚キャラは、持っている武器の違いを除くとたった2種類。 全ての敵は、人民服を来た武道家と僧兵のどちらか。 ボスキャラも16面あるにもかかわらず5種類しかいない。名有りのボスは「鳳龍」1人のみ。 ストーリーモードのオートセーブがデフォルトでONになっている。 にもかかわらず、1シナリオを終わらせないと、たとえ修業後にオートセーブされたとしてもストーリーの進行状態そのものはセーブされない。 各ストーリーで5種類しかないマップが使い回し。 カメラワークも大問題で、プレイを大きく阻害する。 主人公の位置や視点に応じて自動的に移動するのだが、プレイヤーの意図しないようなタイミングで切り替わって混乱することが多い。 マップが切り替わると移動方向が大きく変わることもしばしばある。 方向キーを同じ方向に倒し続けても、マップ切り替えの部分でウロウロしていたり行き止まりに突っ込んだりする。 「修行して強くなる」というコンセプトなので、初期のプレーヤーはコンボすらない。 最終的にコンボは三段まで増えるものの、モーションはカクカク。 「蛇拳」「少林拳」といった技もなぜかアイテム扱いで、一定時間しか使えない。修行で会得して自由に使える、という形では無い。 敵の持っている棍・剣・鉄扇、道端の長椅子を拾って戦えるが、拾うものによってはモーションや当たり判定が変化、かえって不利になることもある。 特に、コンボが無い初期に剣を拾っても攻撃力は上がるものの突きが一段しか出ないので、余計に敵に攻撃が当たらなくなる。 パッケージ裏では 「注目すべきは『長椅子』!」 とやたら長椅子で攻撃ができることを推しているが、見た目的にも威力的にも目を見張るものは全く無い。 スーパーモンキーモードが凶悪すぎる。 攻撃力アップだけでも充分なくらいなのに、凄まじいほどの移動速度UP、 挙句の果てには無敵 と、無条件で使えるパワーアップとしては完全にバランス崩壊した性能。 これが同ステージで最低5回は使えるというのだからたまったものではない。修行を積めば使用可能回数も増大する。 ボスまでたどり着けば、ボスもモンキーモードでフルボッコ。さくっとクリア可能。 雑魚敵と戦う意味がない。 本作の成長要素はほぼ全面的にクリア後の修行(ミニゲーム)の結果に依存しているため、 敵を倒しても時間や体力を消耗するだけで全くメリットを得られない。 「雑魚敵を倒し終わらないと先へ進めない」ということも本作にはない。完全に障害物止まりで、避けて進むことに何の問題も生じない存在である。 狭いところに沢山いることも多いために全くノーリスクで通過できる訳ではないが、スーパーモンキーモードを使えば無敵+移動速度UPによって悠々と抜けられる。 使わなくても、ジャンプでピョンピョンしながら無理矢理通れば律儀に戦うより明らかにリスクは少ない。 「敵を倒した数」の評価があるため、それでも戦って進んだ方が良い気もするが、代わりに「残り時間」「残り体力」の評価が上がるため全くリスクになっていない。 そもそも、「敵を倒した数」の評価はボスを倒すだけで大幅に上がるため、わざわざ雑魚を倒して増やす意味は殆どない。 もっと言えば、計30万点取ってコンボ数を解放した後は、根本的に高い評価を得る必要自体が無くなってしまう。 結果、本作は 「敵を全部スルーして、ボスはスーパーモンキーモードでゴリ押し」が最適解 であり、なおかつちょっと遊べばこのことには早い段階で気付けてしまう。 修行(ミニゲーム)の難度差が激しい。 連打系は連打だけなので簡単。向かってくる雑魚敵を倒し続ける「ザコ敵を倒せ!」も飛び蹴り中心に動けば割と楽。 それ以外は大体難しい。特に、六方向に左スティックを動かして飛んで来るたまごをキャッチする「たまごキャッチ!」、障害物を避けつつダッシュで目的地に時間内に到達する「森を抜けろ!」が難しい。ここだけ難易度の高い音ゲーをやらされている気分になる。 特に後者は、クリアするだけでギリギリの難易度であり、とてもじゃないが高評価なんて狙っていられない。 評価点 音楽はそれなりにカンフー映画っぽさがあり、まともな出来。 ミニゲームは難易度のばらつきを除けば普通。 どれも単純かつオリジナリティーも無いが、本作において 数少ない「ちゃんと遊べる」部分 である。 非常に簡単にクリアできるため、いわゆる「進めなくてストレスの溜まる」部類のクソゲーではない。 律儀に雑魚を全部倒して進んでいたプレイヤーが、全部スルーするのが最適解だと気付いたタイミングでは 別のストレスが溜まりそう ではあるが。 総評 とにかくゲームデザインが根本的に間違っており、 アクションゲームとして成立していない と言われても文句の言えない作品。 雑魚敵全スルーが可能かつ最適解、ボスもモンキーモードで無敵突破が基本というあんまりなゲーム進行を筆頭に、 当たり判定やカメラワークも雑、爽快感も皆無と率直に言って褒めるところが見当たらない。 SIMPLEシリーズらしく「カンフーっぽさ」でバカゲー的な趣を出したところが唯一の特長だが、 そちらもシナリオは適当、台詞は棒読みと投げやりで、まともに作っているのは音楽とデザインぐらいである。 負のインパクトでは『THE 男たちの機銃砲座』には劣るものの、純粋な出来としては(マイナス方向に)勝るとも劣らないシリーズ最底辺クラスの作品と言えよう。 余談 キャラクターの動きは、大阪にある道場「大阪武術文化研究会」(*1)の武道家からキャプチャーをしている……らしい。 だが、有効に働いたとは全く言えず、リアル感も無く、かと言って迫力・爽快感も無いという何とも微妙なものに仕上がってしまっている。 よりによって、発売日がSIMPLEシリーズの代表作のひとつ『THE 地球防衛軍2』と一緒である。 名作地球防衛軍シリーズの2作とも SIMPLEシリーズを代表するクソゲーと同日発売 というのも不思議な話である。 SIMPLEシリーズだから大目に見られる……ということもなく、KOTY2005の次点となった。 PCエンジン最初期のソフトに『THE 功夫』というゲームがあるが、無関係。 なお、そちらは「ザ クンフー」と読む。